[WBS] 日航機墜落事故から33年!企業に問われる「安全」の重み!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

日本航空123便が群馬県の御巣鷹山に墜落した事故から8月12日で33年になります。

あの事故機が展示されている場所はいま多くの企業の研修の場になっています。

しかしこの1年、国内企業では製品データの改竄や大手自動車メーカーの完成検査問題などが相次いで発覚しています。

企業は未曾有の事故からいま何を学ぶべきなのでしょうか?

日本航空株式会社

8月7日、御巣鷹山にある団体の姿が・・・

実は全員、日本航空の新入社員です。

日本航空では入社すると研修の一環として必ず事故現場となった御巣鷹山を登ります。

引率するのは安全推進本部の向山正人さん。

現在の日本航空の社員の95%以上は事故後に入社した世代です。

この風景を見たり、この風のそよぎとか、音を聞いたり、においを嗅いだりして当時の模様を皆さんなりに思ってみてほしい。

日本航空123便墜落事故

機長、

パワー、パワー、フラップ!

機関士、

上げてます!

頭(機首)上げろ!パワー!

地上接近警報、

「Pull Up(上昇せよ)」

1985年8月12日、日本航空123便が御巣鷹山の尾根に墜落。

乗員乗客合わせて520人が死亡。

単独機としては史上最悪の航空機事故となりました、

33年経った今でも墜落現場には焼き焦げた木が・・・

事故の凄まじさを物語っています。

現場を見て新入社員たちは、

「こういうことはあってはいけない」ときっと訪れた人は実感すると思う。

私たちが最後の砦であるという意識をもって日々の安全確認業務を怠らないことが大切。

向山さんは新入社員に「安全」という言葉の意味を考えてほしいと訴えます。

航空会社としてお客様の命を奪うことはあってはならない。

どの社員も自分の仕事が「どこかで安全と結びついている」と。

そういう気持ちを持ってほしい。

日本航空安全啓発センター

東京・大田区にある日本航空の安全啓発センター。

こちらに事故を起こした123便の機体の一部が展示されています。

日本航空は2006年から事故機を展示。

実は今、ある場所として活用されています。

こちらの安全啓発センターは非常に多くの企業に利用してもらっている。

痛ましい記憶をあえて公開し、企業の研修の場としている日本航空。

2005年にJR福知山線の脱線事故を起こしたJR西日本をはじめ、バス会社や原子力関連の企業などこれまで1,500社以上が安全研修で訪れています。

「自分の(会社の)製品を使うのが自分の家族だったら」という見方をするのかもしれない。

お客様のことを考えた仕事のしかたが生まれてくるのではないか。

しかしこの1年、国内では神戸製鋼所の製品データ改ざんや大手自動車メーカーでの完成検査問題が相次いで発覚。

安全に対する意識が薄れているともいわれる中、向山さんは、

企業というのはお客様に信頼されて、命を預けてもらって事業が成り立っている。

その命の大切さを私たちはしっかりと考えなくてはならない。