旅の途中のトイレ休憩などに利用されてきた道の駅の進化が止まりません。
道の駅
全国に1,145ヶ所ある道の駅。
この中から2017年までの過去5年間に旅行情報誌「じゃらん」の紙面に登場した回数を集計。
旅のプロが勧める道の駅のランキング!
「今の道の駅と昔の道の駅は何か違いますか?」
じゃらん関東・東北編集長の西尚子さんは、
大きく2つあると思います。1つはエンターテイメント化、もう1つは限定になります。そこに行かないと味わえない、買えないというのが増えています。
進化を続ける道の駅。
その秘密に迫ります。
8位~10位
8位 | 埼玉 | アグリパーク ゆめすぎと |
8位 | 千葉 | ちくら潮風王国 |
10位 | 茨木 | ごか |
10位 | 茨木 | 奥久慈だいご |
8位と10位は同率のランキング。
ちくら潮風王国
[blogcard url="https://shiokaze-oukoku.jp/"]
注目は8位の千葉県南房総市にある道の駅「ちくら潮風王国」。
一番の特徴は海産物です。
こちらのレストラン「はな房」ではゴールデンウィーク明けからこの時期恒例の店イチ押しメニューが始まりました。
それは…
地元千倉の海女漁で取れた天然アワビです。
5月7日に漁が解禁されたばかりでうま味が濃く「アワビの王様」とも呼ばれる黒アワビも食べることができます。
はな房の中山智勝社長、
まだ解禁したての採れたてアワビ。
肉質、うまみ、全く違う。正直言ってナンバーワン。
これからが旬の天然アワビ。
刺身や踊り焼きなどで味わうことができます。
また一年を通して人気なのは大きい木の丼に盛り付けられた海鮮丼。
美味しいです。ボリュームがあって。
しかし、これを上回るのが伊勢海老を一尾と15種類近くの地魚が盛り付けられた王様丼。
海鮮丼の3倍近いボリュームのため何人かで取り分けるならこちらのほうが得だといいます。
お土産もあるし、ご当地物もあるし、一種のテーマパークとして楽しめる。それ目当てで行こうとなる。
4位~7位
続いてランキングは4位から7位。
4位 | 栃木 | うつのみや ろまんちっく村 |
5位 | 栃木 | 那須高原 友愛の森 |
6位 | 群馬 | 川場田園プラザ |
7位 | 山梨 | 富士吉田 |
川場田園プラザ
[blogcard url="https://www.denenplaza.co.jp/"]
6位は群馬県の川場田園プラザ。
年間180万人が訪れるという緑豊かな道の駅。
その人気を支えるのが産直の新鮮な野菜や果物。
これおいしいので今日もわざわざ買いに来た。鮮度だけじゃなくて糖度も10.5で香りがすごく良くて。
人気が高い野菜や果物は早い段階で売り切れてしまうことがあります。
そこでここに道の駅では商品の売れ行き状況を生産者にメールで自動的に知らせるシステムを導入しています。
そのため生産者は商品が品切れにならないよう状況に応じて収穫し包装。
必要だと思われる数を随時納入することで欠品を防いでいるのです。
ウッドビレジ川場の角田竜二さんは、
パック数で言うと1日200パックとか出した。新鮮さを出すにはもぎたてを詰めた方が味が良い。
地元の材料を使うベーカリー。
レジ待ちの行列を少しでも解消しようと新たなシステムを導入しました。
パンを白いボードの上に置き備え付けのカメラで写真を撮ると…
AIが自動で何のパンなのか判断をします。
これで1つ1つレジ入力する手間と時間が解消されました。
田園プラザ川場の角田進さんは、
混雑時のお客様の待ち時間が約半分ぐらいに軽減できた。
さらに地元のブタで作ったソーセージや地元の牛乳で作ったヨーグルト。
この場所で醸造しているクラフトビールなどここでしか味わえないものが目白押しです。
1位~3位
1位 | 静岡 | 伊東マリンタウン |
2位 | 千葉 | とみうら枇杷倶楽部 |
3位 | 栃木 | 湯西川 |
旅の途中の休憩場所から目的地に変わりつつある道の駅。
トップ3もその特徴が現れています。
伊東マリンタウン
[blogcard url="http://ito-marinetown.co.jp/"]
1位の静岡県にある伊東マリンタウンは海の駅も兼ねているため船も停泊しています。
この景色が目に止まり訪れるお客様も多いといいます。
施設の中には温泉を使っているシーサイドスパや貸し切りジャグジー、さらに個室でのマッサージなども備えています。
こんな所に温泉がと思ったが、疲れたときとか渋滞している時とかお風呂入って帰るのもいいかなと思う。
増え続ける道の駅。
その進化はまだまだ続きそうです。