株式会社稲本製作所
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石川県白山市に本社を構える株式会社稲本製作所。
松本テクニカルセンター長の中田幸一さんに聞いてみました。
「儲かるか業電を作っていると聞いたんですが?」
ございます!あります!
早速、儲かり業電を作っている工場へ。
ちょっと硬めの中田幸一さんについて行くと、
これです!洗濯機です!
「どこが洗濯機なんですか?」
ここから、ここまでが洗濯機です。
「なんていう洗濯機ですか?」
連続洗濯機です!
超巨大洗濯機
株式会社稲本製作所が誇る儲かり業電とは高さ2.7メートル、長さ10メートルの超巨大洗濯機。
とはいうものの一体、どうやって洗うのか?
中身は丸いドラム型になってまして、これが予備洗いで、洗って、洗って、洗って、洗って、洗う。中が区切られています!
この超巨大洗濯機、直径2メートルのドラムが10個連なった10槽式。最初の6槽で洗濯して、残りの4槽ですすぎを行う仕組み。
「1槽あたりどれくらい洗う?」
乾いたタオルで60kg!家庭用が5kgとすると、12倍!30分で洗います!
200枚以上のバスタオルが30分で洗い終わります。
しかも槽が分かれているので、前のものを洗っている途中でもどんどん投入できます。
まずは60kg分のバスタオルをコンベアで投入口まで持ち上げると、ドカンと豪快に1槽目に投入!
ドラムをゆりかごのようにゆっさゆっさと揺すってお洗濯。
どうやって2槽目に移動させるのか?
ドラムが1回転すると、次の槽に送ります。
ドラムの内部に螺旋状の仕切り板が付いていて、グルっと1回転すると隣の槽に移動、空いた所に次の洗濯物が入ってきます。こうして30分かけて洗濯をすすぎが終わったら、脱水機へ。
この脱水機部分が家電のものとはかなり違います!
脱水機
見てみるとすすぎ終えたタオルが勢いよく脱水機へイン!
そしてギューっと押し始めました。
油圧で抑えることによって短時間で済む!遠心力の脱水だとサイクルに追いついていけない。
確かに押したほうが早そうですが…。
油圧で押したタオルが出てきました。
これが先程投入したタオルです!
でっかいケーキようなタオルの塊を今度は巨大な乾燥機へイン!
洗濯から乾燥まで約1時間で完了。
販売価格
それで価格は?
連続洗濯機、8,000万円!脱水機は4,000万円!乾燥機、800万円!全部で1億2,800万円。
かなり高額ですが、この洗濯機がある理由で今引っ張りだこ!
東京オリンピックや観光客の増加もあり結構台数出ています!30台くらい。
海外からの観光客の増加で今、国内にはホテルがどんどん増えています。となるとタオルやシーツ、枕カバーなど洗い物も当然増えます。
ということで洗濯専門業者さんは今大忙しなんだとか。
ワタキューセイモア株式会社
そこで洗濯専門の大手「ワタキューセイモア株式会社」の佐倉工場、高芝宗幸さんと野崎進一さんに聞いてみると、
連続洗濯機を3台、脱水機を3台設置しています!
もう1台、今年の夏に入ります!
この夏からは株式会社稲本製作所の連続洗濯機4台体制で稼働予定。
年間売上
株式会社稲本製作所の年間売上は50億円!
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