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[がっちりマンデー] 「儲かる業電」家電じゃなく業電!知られざる業務用電気の世界!(3)

2017年4月16日

「儲かる業電」家電じゃなく業電!知られざる業務用電気の世界!

株式会社稲本製作所

[blogcard url="http://www.inamoto.co.jp/"]

石川県白山市に本社を構える株式会社稲本製作所。

松本テクニカルセンター長の中田幸一さんに聞いてみました。

「儲かるか業電を作っていると聞いたんですが?」

ございます!あります!

早速、儲かり業電を作っている工場へ。

ちょっと硬めの中田幸一さんについて行くと、

これです!洗濯機です!

「どこが洗濯機なんですか?」

ここから、ここまでが洗濯機です。

「なんていう洗濯機ですか?」

連続洗濯機です!

超巨大洗濯機

株式会社稲本製作所が誇る儲かり業電とは高さ2.7メートル長さ10メートルの超巨大洗濯機。

とはいうものの一体、どうやって洗うのか?

中身は丸いドラム型になってまして、これが予備洗いで、洗って、洗って、洗って、洗って、洗う。中が区切られています!

この超巨大洗濯機、直径2メートルのドラムが10個連なった10槽式。最初の6槽で洗濯して、残りの4槽ですすぎを行う仕組み。

「1槽あたりどれくらい洗う?」

乾いたタオルで60kg!家庭用が5kgとすると、12倍!30分で洗います!

200枚以上のバスタオルが30分で洗い終わります。

しかも槽が分かれているので、前のものを洗っている途中でもどんどん投入できます。

まずは60kg分のバスタオルをコンベアで投入口まで持ち上げると、ドカンと豪快に1槽目に投入!

ドラムをゆりかごのようにゆっさゆっさと揺すってお洗濯。

どうやって2槽目に移動させるのか?

ドラムが1回転すると、次の槽に送ります。

ドラムの内部に螺旋状の仕切り板が付いていて、グルっと1回転すると隣の槽に移動、空いた所に次の洗濯物が入ってきます。こうして30分かけて洗濯をすすぎが終わったら、脱水機へ。

この脱水機部分が家電のものとはかなり違います!

脱水機

見てみるとすすぎ終えたタオルが勢いよく脱水機へイン!

そしてギューっと押し始めました。

油圧で抑えることによって短時間で済む!遠心力の脱水だとサイクルに追いついていけない。

確かに押したほうが早そうですが…。

油圧で押したタオルが出てきました。

これが先程投入したタオルです!

でっかいケーキようなタオルの塊を今度は巨大な乾燥機へイン!

洗濯から乾燥まで約1時間で完了。

販売価格

それで価格は?

連続洗濯機、8,000万円!脱水機は4,000万円!乾燥機、800万円!全部で1億2,800万円

かなり高額ですが、この洗濯機がある理由で今引っ張りだこ!

東京オリンピックや観光客の増加もあり結構台数出ています!30台くらい。

海外からの観光客の増加で今、国内にはホテルがどんどん増えています。となるとタオルやシーツ、枕カバーなど洗い物も当然増えます。

ということで洗濯専門業者さんは今大忙しなんだとか。

ワタキューセイモア株式会社

そこで洗濯専門の大手「ワタキューセイモア株式会社」の佐倉工場、高芝宗幸さんと野崎進一さんに聞いてみると、

連続洗濯機を3台、脱水機を3台設置しています!

もう1台、今年の夏に入ります!

この夏からは株式会社稲本製作所の連続洗濯機4台体制で稼働予定。

年間売上

株式会社稲本製作所の年間売上は50億円

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