[WBS] スマホに「AI」搭載させた!写真撮影も翻訳もお任せ!?

ワールドビジネスサテライト(WBS)

スマートフォンといえば新製品が出るたびに指紋認証や顔認証など新しい機能がついてきます。

11月28日も新しい機能を持つスマホが発表されました。

中国のファーウェイが発表したスマホにはなんとAI(人工知能)が搭載されています。

AIが入ったスマホとはどんな製品なのか試してきました。

ファーウェイ

11月28日、都内で行われた新製品発表会。

今回、世界で初めてAI(人工知能)を搭載したスマートフォンを発表しました。

HUAWEI MATE 10 PRO

AIで何ができるのか、例えば写真をキレイに撮ることができるといいます。

例えば犬を写します。そうすると犬マークが出ました。

1億枚の様々な写真をインプットしたAIが犬や料理など13パターンからキレイに撮影できる最適な撮影方法を自動で選択肢ます。

その実力は?

AIを使っていないモード。これでもキレイに写っていますが、これがAIを使っているモードだと横からの光のあたり具合だったり、背景のボケ感を出したり、人が鮮明に見えるようになっています。

並べてみると一目瞭然。AIが奥の風景をぼかすことでより被写体が引き立つような補正をしています。

AIによる翻訳アプリも搭載。飲食店のメニューなど外国の文字を撮影するとAIが日本のテキストに翻訳してくれるのです。

AIが50以上の言語を写真から判断し翻訳します。

価格は8万8,900円とこれまでの自社製品と比べて高めの価格設定です。

ファーウェイではこれまで2万円から3万円という比較的安い製品が人気でしたが、今回のようなハイエンドモデルの展開にも呉波副社長は自信を見せます。

「価格が高いがこれでも日本で売れる?」

今年、世界で1億台以上のスマホを出荷している。数としては16%の増加だが売り上げでは35%の増加。理由は高価格品が売れている。

日本市場への次なる展開も見据えていました。

今後1年、日本のキャリアとの協業も可能性として持っていたい。

中国ファーウェイ本社独占取材!研究開発に1兆円超!?

先週、大浜平太郎キャスターがいたのは広東省深セン。

スマホなどのデジタル商品のほかプロ向けの部品まで何でも揃う中国最大の電気街です。

多くのIT企業が本社を構え、ベンチャーの起業も活発なことから中国のシリコンバレーとも呼ばれています。

新しい技術に人とお金が集まる深センでファーウェイは創業しました。

今から約30年前にファーウェイが創業したのが住宅街の一画です。住所でいうと団地の一室で仲間数人と創業したということです。普通の団地です。

団地の小さな一室から始まったというファーウェイ。

住民に話を聞いてみると、

「ファーウェイの創業者がいた?」

3階、いまは別の人が住んでいる。

「スマホは持っている?」

ファーウェイを持っている。好きというか愛国心。習近平総書記が中国製を買いなさいと指導している。

ファーウェイは国策としての国産推奨と中国人民の愛国心に支えられていました。

創業者は任正非氏(73歳)。元人民解放軍の軍人です。

退役後の1987年、仲間数人と通信機器販売会社として立ち上げました。

ファーウェイ本社

深センの中心部から車で1時間ほど走った郊外に現在のファーウェイ本社があります。

ファーウェイの本社のエリアの中に入っていきます。ここに管理や生産、研究開発など4万人の従業員が働いているそうです。門を入ってすぐに湖、急に公園みたいになってきました。

そこには黒鳥。カメラにも攻撃をしてきます。

アグレッシブな黒鳥です。

敷地の中では緑色の建物が目立ちます。HUAWEIと書いてある。これは研究開発棟、とにかく一番目立つ建物。

研究開発棟のビルだけで1万人の従業人が働いています。

奥に見えるのはホワイトハウスと呼ばれる洋風建築。新技術のテストセンターです。

ここでは無許可のネット接続や外部からのパソコンの持ち込みが禁止されています。

ファーウェイでは毎年売り上げの10%以上を研究開発費に充てています。

2017年は2016年の110億ドルからさらに増え、130億ドル、約1兆4,000億円に上る見込みです。

この桁違いの研究開発費こそファーウェイ急成長の源だと力説するのがコンシューマー。ビジネス・グループのリチャード・ユーCEO。

リチャード・ユーCEO

今後、生き残れるのは数少ない企業だけ。その中でファーウェイの成長は加速する。大規模な研究開発費が必要だが多くの企業はついてこれないからだ。このペースならファーウェイの研究開発費は数年で世界一になるだろう。

研究開発に欠かせないのが人材。

昼時の食堂を覗くと、まるでフードコートのようです。

従業員の平均年齢は30歳前後で全従業員の半数近くが研究開発に携わります。

ファーウェイのホームページの採用蘭には年収1,000万円以上の高待遇の職が並びます。

優秀な人材が欲しければ、それに見合う対価を払わなければ。

その一方で厳しい制度もあります。

人材を淘汰する制度もある。能力が低く、目標達成できない下から5%の人材は淘汰する。

社員の意見

実際にファーウェイの社員はどう思っているのか?

競争は厳しいが自分の仕事をしっかりやればいい。

ひとつの目標に向かってみんなで突き進む会社。

給料はすごくいい。

莫大な研究開発費とそれを生かす人事制度が急成長を支えています。

将来、新しい技術が登場すれば業界がひっくり返ることもある。いま投資しないのは大きなリスク。いま成功していても危機意識がなければ数年後に会社はなくなってしまうかも。

サムスン・アップルを超える

今、ファーウェイにとって最大の課題は安さが売りでないハイエンドブランドへの脱皮。

ユーCEOはiPhoneへの対抗心を隠しません。

iPhone Xの発売直後、こうつぶやきました。

iPhone Xにセールスポイントはあるのか?唯一いえることは値段が高いことだ。

「『iPhone X』使ってみた?」

発売初日に買って数日間、朝から晩まで使ってみた。

「『iPhone X』にやられたか勝ったか?」

顔認証は機能しにくかったが大胆に導入したことは良い挑戦だ。われわれの製品にもいいところがある。電池は長持ちで充電も速い。カメラやモニターもより極めた製品だ。

来春以降、日本ですごい新製品を出す。サムスンやアップルをはるかに超えるかもしれない。超えることが私の夢だ。

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