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[ガイアの夜明け] ニッポンの宿「新時代」 (2)

2016年4月6日

ニッポンの宿「新時代」

ゲストハウス品川宿

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羽田空港からのアクセスも良い品川駅。
そのすぐ近くにかつての宿場町があります。江戸から京都をつなぐ東海道の最初の宿場町「品川宿」。

品川駅近くの商店街にあるのがゲストハウス品川宿。
リュックサックで来るような旅人のためのバックパッカーの宿です。

トイレ、シャワーは共同で、キッチンやテレビなどの設備はありません。
1泊3,300円からで最大で25人が泊まることができます。

館長の渡邊崇志さんは言います。

なるべく荷物を置いて町に遊びに飛び出してもらおうと。食事は外で、お風呂も銭湯に入りに。

ゲストハウス品川宿では年間を通して約60ヶ国から来訪者がいます。
その旅行者が町と密着して楽しんでもらえる環境を作っています。

ゲストハウス品川宿は廃業した旅館を改装して作られました。

知らない人同士が一つの部屋で泊まることもあります。

ホテルよりゲストハウスがいいわ。値段も安いし。

狭くても平気よ!

頭ぶつかって通れないよ。でも、これがニッポンだね!

ゲストハウス品川宿では旅行者に渡す英語の地図を作っています。
その地図には商店街の様々なお店が紹介されています。

宿泊者は地図を見て近所の居酒屋や銭湯を楽しみます。

お店の人は言います。

外国人が多くなった。英語のメニューで大体通じるし、通じない時は宿のスタッフを呼びに行く。

渡邊崇志さん

ゲストハウス品川宿を作った渡邊崇志さんは世界中の宿を泊まり歩くバックパッカーでした。

ザ・リッツ・カールトン東京や老舗旅館などに勤めて2009年にゲストハウス品川宿を開業しました。

開業する7年前はほとんどバックパッカーの宿がなかった。まだ日本に普及していないというのが1つ。地域とお客様を結ぶ存在を宿が担うというモデルを実現して地域を活性化させたいと思った。

渡邊崇志さんは、さらに新しいタイプの宿を作ろうとしていました。

Araiya

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品川駅の北側に位置する泉岳寺の周辺地区。

築50年の2階建の一軒家を新しいタイプの宿として作ろうとしていました。
もともと米屋だったお家で、99歳まで長生きしたおばあさんが一人で暮らしていました。

その後、親族が相続しましたがずっと空き家のままだったお家です。

渡邊崇志さんはこのお家を改装して1日1組限定の宿を作ろうとしていました。

グループ向けの宿泊施設として旅人と地域を結ぶような一棟貸しの宿をやりたかった。

長年暮らしていたおばあさんの姪にあたる小池裕子さん。
このお家のオーナーです。

どんどん新しいものが建って、古い建物が壊されていくなかで、何とか残したいという気持ちが先に立ったので理解して借りてくれる人がいれば一番ありがたい。

渡邊崇志さんはオーナーに家賃を払いホテルに改装することに決めました。

オーナーの思いを大切にしながら新しいかたちの宿になればいい。

2016年3月31日に改装工事を終えた宿の名前は「Araiya」。
名前は米屋だった時の屋号「あらい屋」に由来しています。

1日1組限定で3万円~(予定)

2016年4月1日、Araiyaの最初の宿泊者がやってきました。
イタリア人の5人組。大学時代からの友だちです。

布団の敷き方や雨戸の使い方などは渡邊崇志さんが教えます。

伝統的な日本の家に泊まりたかった。この絨毯じゃなくて…畳?
本当に美しいわ。
木の香りがいいわ。草の香りもステキね。畳で寝るのをずっと楽しみにしていたのよ。

この宿にはスタッフは常駐しません。宿泊者には専用の携帯電話を渡します。

そして、この宿にも英語で書かれた周辺の情報の地図を渡します。

自分なりの旅を作ったり、宿泊に独自性を出したり、三世代で旅行したりとか、旅行の幅が広がっているのでうまく適応した宿になればいい。

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