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[がっちりマンデー] できたてホヤホヤ!「儲かるできたて工場」(2)

2016年6月26日

できたてホヤホヤ!「儲かるできたて工場」

株式会社グッドスマイルカンパニー

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鳥取県倉吉市、田んぼのお隣にのどかに建っているのが株式会社グッドスマイルカンパニーの楽月工場。2014年12月始動の工場です。

ちょっと聞いたことのない社名ですが、一体何を作っている会社なのか?

フィギュアです。この工場では成形以外は全て手作業で行っています。

楽月工場ではフィギュアを作っています。しかしほとんど手作業なのに、どうして新工場を?

楽月工場リーダーの鳥居周平さんにに、これまでの工場との違いを聞いてみました。

今まではフィギュアの生産は、ほぼ100%中国で生産していた。ここは当社初の日本のフィギュア工場になります。

フィギュアといえば、中国や東南アジアで作って輸入するといパターンが多かった、株式会社グッドスマイルカンパニーではあえて日本でも高品質なものを作ろうと、というのが楽月工場の狙いです。

ハイクオリティなフィギュア作りの現場を見せて頂きました。

五十鈴華ちゃん

今作っているのは「ガールズ&パンツァー」というアニメのキャラクター「五十鈴華ちゃん」。

靴下

これは今、何をしているのですか?

靴下を塗る作業をしています。

靴下だけを塗る作業は単純作業では?

これ2色になっています。黒と紺色になっています。

靴が黒で、靴下が紺色?微妙すぎて分かりません…この後、靴底にもグレーを施して、ようやく靴のパーツが完成します。

グラデーション加工

続いてはグラデーション塗装という工程。

フィギュアの塗装で最も難しいといわれているのがこの工程です。髪に施すグラデーション塗装。

濃く塗るところと、薄く塗るところを使い分けながら陰影をつけていくのですが、スプレーを押す微妙な力加減が難しい。

フィギュア1体に使われている色は100色を超えることもあります。

磨き作業

そしてこちらでは

磨いています。ここのラインを消すように。

樹脂を型から作ると、どうしても出来てしまうパーティングライン。それを消す作業です。

1つ1つ削っていくのですが、磨きすぎも要注意です。形が変わってしまうので作業は1つ1つ丁寧にします。

修正作業

とにかく細かいフィギュア作り。その中でも細心の注意を要求されるのが

今OKのものとNGのものを分けていて、NGのものが出たんですけど、それを削る作業をしています。

どこがNG?

ここに黒い点があるの分かります?この点が…

パッと見では見分けが付かない黒い点。でもフィギュア作りには絶対に許されないのだとか。

フィギュアの特徴なんですが、キャラクターが凄く好きだとか、熱中している人が多いです。

美観が損なわれるので、お客様も汚れに注目しちゃう。

細かいところにこだわるのが大事になってきます。

大変です。でも、それだけに日本の細やかな職人気質でチェックしたフィギュアが人気な証拠です。

鳥取県

フィギュア工場をなんで鳥取県に?そこにも聞けば納得の理由がありました。

鳥取県がまんが王国という政策を打ち出しているのが大きい。

鳥取県は県全体でまんがに力を入れています。

空港も「米子鬼太郎空港」、「鳥取砂丘コナン空港」となっています。

まんがを使って地域活性化につながる事業には補助金も出ます。

さらに倉吉市は工業団地が多く、工場での経験のある手先の器用な人も多かった。だからフィギュア作りにピッタリだったワケです。

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