[WBS] 道路交通法違反を「見える化」!GPSデータの分析技術!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

営業社を中心にドライブレコーダーの普及が進んでいます。

このドライブレコーダを使った事故につながる運転を「見える化」する技術を取材しました。

ジェネクスト株式会社

新横浜の駅前に事務所を構えるベンチャー企業を訪ねました。

ジェネクストとは安全運転に繋がるあるサービスを行って注目を集めています。

笠原一社長、

私どもは道路交通法違反を「見える化」いたしました。

道路交通法違反の見える化!?

一体どういうことなのでしょうか?

持ち込まれたのは、

ドライブレコーダーのmicroSDカード。この中にGPSのデータが入っております。

ドライブレコーダーは一般的にmicroSDカードなどのメモリーカードに映像とGPSのデータを記録しています。

このGPSデータを独自のアプリケーションで解析するのです。

多いですね。

結果は一覧表になって出てきます。そこには制限速度の超過、右左折禁止違反、さらに指定場所一時停止違反、これに踏切不停止と進入禁止を加えた主要な違反5項目がGPSのデータを使って自動で検出されます。

ジェネクストは2016年から道路交通法違反自動判定サービスを事業者向けに展開、microSDカードを1枚3,000円から提供しています。

逗子菊池タクシー株式会社

神奈川県逗子市、ここにジェネクストの分析サービスを導入している会社がありました。

逗子菊池タクシー、毎月ドライバーの違反チェックに取り入れ1年経ちました。

菊池尚社長は、

効果が出ている。効果が数字に出ていると言っても間違いじゃない。

違反の分析によって数字の上でも良い効果が出ているといいます.

逗子菊池タクシーはJR逗子駅を中心に約40台の営業社を運行するタクシー会社です。

トラック運転手から転身して3年というドライバーの鈴木さん(仮名)。抜き打ち検査である1日の運転記録がジェネクストの解析に回っていました。

あまり気分のいいものではないですね。

この日、自分の違反記録を見ることに・・・

ジェネクストの水野晶充取締役、

こちらが今回のレポートになります。

どれだけ違反があったかはレポートにまとめられます。

鈴木さんの違反はなんと1日で44回。映像を見て振り返ることになりました。

逗子菊池タクシーの運行管理部、重野康恭課長、

減速はしているが一時停止していない。

住宅街を走行中、一時停止の「止まれ」が見えてきました。しかし鈴木さん、減速はしたものの完全に止まることなく通過してしまいました。これは指定場所一時停止違反。取り締まりにあっていたら7,000円の反則金が課せられます。

一方、30キロ制限の道路。しかし、坂道ということもあってどんどん加速、52キロも出ていました。20キロオーバーは反則金15,000円の違反です。

こうした違反がひとつひとつ積み重なっていくと、

今回は合計36万円となっております。

私の不徳の致すところでありまして。

特别、我々からすると大きい数字ではないです。

細かい違反をすべて洗い出していくので、このくらいはよくある結果だとか・・・

ドライバーの安全意識の向上にもつながっています。大きい事故が減ってきて支払う保険金や修理費が削減できている。

ドライバーの意識向上によって事故が減り、自動車保険料などのコストを前年より3割も削減することができました。

ジェネクストの笠原社長は、

こういった指導をされている意識の高いタクシー会社はそうはない。「道路交通法なんて守っていたら商売になるか!」と怒る会社も多い。

オリックス自動車株式会社

自動車リースの国内最大手、東京・港区に本社を置くオリックス自動車。

初回の割には違反が少なくて成績もいい。

オリックス自動車のリスクコンサルティング部、吉岡英樹上級コンサルタントは、

お客様にもきちんとお伝えして参りたい。

実はジェネクスト、オリックスのリース先事業者の違反分析にも携わっていました。

すでに大きな成果が出ているといいます。

数千台規模でリースしているお客様で1億円、2億円という保険料が1年間で下がったお客様も実際にいる。

なんと億単位のコスト削減。

この分析サービス、タクシー会社の他、運送会社や大手企業にも普及し始めています。

GPSロガー

そんなジェネクスト、次なる展開に打って出ていました。

GPSのロガー(記録計)です。今日開発が終了しまして。

メモリーカードを介さなくてもGPSデータを送信できる端末。

使い方は簡単、シガーソケットを電源に車の中に置いておくだけ。

これがあればドライブレコーダーがなくても自動でGPSデータから違反を検出できるのです。

さらに、

「みちびき」のサブメータ級のチップを使っている。非常に小さな誤差で正確な位置情報を取得できる。

日本の人工衛星「みちびき」を使って、これまで10メートルあった誤差が1メートル以下に縮まるGPSデータを使用。より高精度な違反の検出が可能になります。

この端末を取り入れたサービスを4月1日から開始予定。

売り込みに奔走していたのは営業担当の水野取締役です。

やってきたのは大阪を拠点に全国に1,000台以上の営業社を運行する丸協運輸。

丸協運輸株式会社

こういう物ができあがりまして、是非テスト導入も含めて次のステップに進めさせて頂きたい。

丸協運輸の安全品質管理室、吉川昌利室長、

1ヶ月使わせていただいてデータを見て考えさせていただいて。

導入に向けて前向きに検討してもらえることになりました。

将来的には高齢者や個人向けサービスとして確立していきたい。