[WBS] ビル・ゲイツ氏独占インタビュー!知られざる「ゲイツ財団」の内側!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

マイクロソフトの創業者、ビル・ゲイツ氏。

アメリカの雑誌、フォーブスによると日本円で9兆円以上の資産を持っているということです。

世界の富裕層のランキングを見てみると現在2位となっています。

1位 アマゾン創業者 ジェフ・ベゾス氏 約12兆円
2位 マイクロソフト創業者 ビル・ゲイツ氏 約9.9兆円
3位 投資家 ウォーレン・バフェット氏 約9.2兆円

3位は投資家のウォーレン・バフェット氏。ビル・ゲイツ氏の親友です。

そして1位はアマゾンの創業者、ジェフ・ベゾス氏ですが、実はビル・ゲイツ氏は2017年までの4年間は1位でした。

そのゲイツ氏がWBSの独占インタビューに応じました。

すでに会社の経営からは退いていますが、いま彼は何を目指しているのでしょうか?

そして現在のIT業界とその未来をどう見ているのでしょうか?

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ビル&メリンダ・ゲイツ財団

アメリカ・西海岸に位置するシアトル。

ベストシーズンを迎えたというシアトルにやって来ました。こちらにビル・ゲイツ氏が奥さんのメリンダさんと作った財団があります。この財団は世界で最大の資金規模を誇るということです。

2000年に設立されたビル&メリンダ・ゲイツ財団。

ゲイツ夫妻が個人の財産を投じて立ち上げました。

資金は5兆円に上る世界最大規模の慈善団体です。

中に入ってみると・・・

なかでもひときわ存在感があるのが建物の上に吊るされているネットです。これはケニアの魚を捕まえる漁網を使ったアートだといいます。

これを使っていろんな建物をつなぐことで連帯感のようなものを表しているそうです。

夜になるとこれがライトアップされるそうです。

池には鴨。

巨大なチェスもあります。

そして、

あちらの建物の最上階がビル・ゲイツさんと奥様のメリンダさんのオフィスなんだそうです。今はいらっしゃるのでしょうかね?

現れました。ビル・ゲイツ氏です。

ビル・ゲイツ氏

インタビュー場所は財団内部のスタジオ。

ゲイツ氏が自らのメッセージを世界へ発信するために使う場所だといいます。

「ゲイツさんが奥さんのメリンダさんとこの財団を始めたきっかけ、それから理由は何なんでしょう?」

活動を始めた時、1,100万人以上の子供たちが毎年さまざまな病気で死んでいました。下痢、マラリア、肺炎などで子供たちが亡くなるのはとても悲しいことで、そこで私はマイクロソフトで得た富を使ってマラリアや下痢などの問題を解決し貧しい国々を救いたいと思いました。

夫妻で3兆円もの個人資産を投じたゲイツ氏。

感染症が流行している地域の子供たちにワクチンなどの薬を届ける活動を支援しています。

ビル&メリンダ・ゲイツ財団の内部

財団幹部のマーク・スズマンさんに内部を案内してもらいました。

職員は約1,500人。

どこのプロジェクトに資金を出せば貧困と感染症の撲滅につながるのかをリサーチし、支援先を決めています。

さらにマークさんが見せてくれたのは・・・

ネルソン・マンデラさんの着ていたシャツ。

人種差別の撤廃と貧困対策に尽力した南アフリカのマンデラ元大統領。

なぜ彼のシャツを飾っているのでしょうか?

マンデラ氏の価値観はゲイツ夫妻と一致していて彼らの大きな刺激となりました。同じ使命を忘れないよう彼のシャツを大切に保管しています。

職場から見えるいたるところに子供たちの写真や途上国で作られたアートが飾られています。

写真や芸術作品は私たちが誰のために働いているかを思い出させるものです。

ゲイツ財団×日本

実はゲイツ財団がいま最も関係を強化しようとしているのが日本なのです。

これまで世界で8ヶ所に拠点を置いていました。

そして2017年7月、9ヶ所目となる拠点を東京に設置したのです。

貧しい人たちの病気を研究する良い科学者がいれば世界中のどこにでも行きますよ。幸いにも日本には創薬に優れた企業がたくさんあります。

日本に初めて設置されたゲイツ財団の拠点とは?

東京・港区内にあるシェアオフィスにやって来ました。この一画にゲイツ財団の拠点があるといいます。パッと見はよく分からないですね。

財団の日本代表、柏倉美保子日本代表は、

日本に眠っている技術や商品を途上国に届けるのが大きな仕事。日本の政府・省庁や企業などと長期的な関係性の構築に時間をかけています。

エーザイ株式会社

ゲイツ財団の支援を受けている日本企業の多くは製薬会社です。

そのうちの一つ、エーザイの研究所です。

こちらが実験室です。

特別な許可を得て実験室に入りました。

エーザイ・グローバルヘルス研究室の畑桂室長、

これがカビの仲間、マイセトーマの原因となる真菌。

マイセトーマとは真菌、いわゆるカビの一種で傷口から体に入り、炎症を起こす病気です。

症状が重いと体の一部を切断せざるを得ない場合も・・・

アフリカやアジアの熱帯地方で数多く発生していますが、治療法はもちろん、正確な患者の数も分かっていません。

アフリカのスーダンなどの地域では昔からあると思われる。

「ほとんど研究がされてこなかったもの?」

そうですね。

これがE1224。

マイセトーマへの特効薬として期待されている薬です。

もともと別の病気のために開発を続けていましたが、会社の方針で1996年に開発が中止されました。

しかし、この薬がマイセトーマへの効果があると確認されたことで、ゲイツ財団がファンドを通して2017年、2億5,000万円を助成してくれたのです。

「埋もれていたものに光が当たった?」

そうですね、おっしゃる通り。

現在は途上国の感染症対策に取り組むNPOと共にアフリカ・スーダンで臨床試験を行っています。

発展途上国で問題となっている感染症。そこで利益を上げるのは非常に難しい。なのでゲイツ財団がハブ(中心)になって世界中の専門家を集めてくれることで資金面プラスまったく経験がないところ
での薬剤開発が可能になる。

ゲイツ氏のビジネスセンスは今!?

ウィンドウズなどのパソコン基本ソフトを世界中に販売し成功を収めたゲイツ氏。

その類まれなるビジネスセンスは今?

「財団の活動でベイツ氏のビジネスセンスはどう生きる?」

マイクロソフトで成果を評価していたのと同じように財団でも目的を達成できたかどうかを確認するのは難しいことではありません。

部下のマークさんにも聞いてみると・・・

ゲイツ夫妻は厳しいが公平な上司です。常にプレッシャーをかけてきます。使われた資金によってどんな成果が出ているか常にこだわっています。

ゲイツ夫妻は単に資金を出せば終わりではなく、投じた資金で何人の子供を救えたのかなど成果を部下に強く求めているのです。

今のIT業界の問題点は?

IT大手のフェイスブックは個人情報の流出問題で強い批判を受け、ザッカーバーグCEOがアメリカ議会で証言させられる事態に。

またスマートフォンなどでニュースを見るのが当たり前となった現代ではフェイクニュースなどに踊らせる危険性が高まっています。

IT業界を切り開いたゲイツ氏は現状をどう見ているのか?

悪意のある人たちも新しいツールを使えます。私たちは常に注意する必要があります。私たちは技術の不正な利用を予測して、それらを最小限に抑え込まなければならない。そうすれば安全を確保するため政府が何をすべきなのか分かるようになります。

さらに、

「IT産業の未来をどのように予測しているか?」

AI(人工知能)の進歩は非常に急速に進み、経済のすべての分野に影響し、より多くの生産性の向上を私たちにもたらすでしょう。生産性が向上することは私たちを嫌な仕事から解放させるでしょう。私は現代に生まれた人たちはとても幸運だと信じているし、未来の人たちはもっとより良い人生を送れるだろうと強く信じています。

自らを「せっかちな楽観主義者」と呼ぶゲイツ氏。

技術の進歩は人々を幸せにすると強く信じているようです。

「今度日本に来たときに番組に出演を?」

五輪の時には東京に行くでしょう。その時に考えてみますよ。

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