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[ガイアの夜明け] 「大学革命」はじまる!

2016年3月16日

 「大学革命」はじまる!

東京の銀座にある人気の料理店。
多くのお客様が注文する人気の商品があります。

それはマグロの刺身。
養殖とは思えない美味しさと美しい色。

養殖のマグロを売りにする料理店を運営するのは近畿大学水産研究所。

世界で初めてクロマグロの完全養殖に成功した近畿大学。
このマグロが大学を変える大きなきっかけになりました。

近畿大学

大阪府東大阪市にある近畿大学のメインキャンパス。

近畿大学は医学部から農学部まで13の学部を揃える私立の総合大学です。
約3万人の学生が在籍しています。

昨年2015年9月に行われたオープンキャンパスには全国から高校生やその親などで6万人以上の方が訪れました。

受験生やその親たちは「有名だから行きたいとずっと思っていた」「近大マグロも大きいと思うけど、すごく伸びてきてる大学」と言います。

実際、入試志願者はこの10年で倍近く増えています。
今では早稲田大学や明治大学の入試志願者を上回り日本一の人気大学となっています。

近畿大学は企業との連携に力を入れています。
その理由は少子化。しかし大学進学率は増えています。

そうした大学生を取り込もうと大学の数は年々増加傾向にありました。
人口の減少に大学の増加、その半比例した状況に埋没しないように各大学が存在感を高めようとしています。

広報部

近畿大学を人気大学にした影の功労者が近畿大学広報部です。

新聞に掲載されているインパクトのある広告は広報部が仕掛けたものです。
その文面には「近大をぶっ壊す。」「マグロだけじゃない。」など他の大学と違い研究内容をただ紹介するような広告ではありません。

広報部部長の世耕石弘さんは言います。

大学は18歳が新規のお客様。そこで教育・研究をやっていくのは当たり前。それだけでは足りない。そこにブランディング、マーケティング、コミュニケーション戦略とかあらゆることをやっていかなければいけない。

企業との連携

そんな近畿大学に企業も殺到しています。

エースコック株式会社

エースコック株式会社は近大マグロを使用した「近大マグロ使用 中骨だしのまろやか魚介塩ラーメン」を開発。
発売から2ヶ月で完売するほどの人気商品になりました。

エースコック株式会社も大阪の企業ですから一緒に頑張って欲しいです。

株式会社クロモンコスメティック

すっぽんのコラーゲンが入った化粧品。
すっぽんから純度の高いコラーゲンを取り出す方法を薬学部が研究。
その技術を化粧品会社に提供して製造されました。

これまでに2万本が売れています。

幸南食糧株式会社

玄米に含まれているビタミン類や食物繊維。精米するとその多くが失われてしまします。
そこで農学部が開発したのが栄養素をできるだけ残す精米技術を開発しました。

幸南食糧株式会社

味覚糖株式会社

UHA味覚糖で有名な味覚糖株式会社。
その山田泰正社長も近畿大学とのコラボ商品を模索しに近畿大学に訪れました。

味覚糖株式会社は1949年創業で「ぷっちょ」や「e-maのど飴」などの人気商品で年商290億円の大企業です。

一番勢いのある研究機関であり、それだけファン層もいる学校。ぜひ近畿大学さんと一緒に仕事をしたい。

山田泰正社長の相談を受けた広報部の横山創一さん。

美容や健康の分野に力を入れ始めた味覚糖株式会社。
新商品の化粧品の開発に薬学部の多賀淳准教授や学生の力を借りたいと考えました。

女性中心の大学生。、社会人が中心の購買層になってくると思うので時代の流れに乗ったような商品を作りたい。

広報部の横山創一さんは新しい商品としてリップスクラブを提案します。
リップスクラブは小さな粒子で唇の角質を落とし保湿効果もあるという化粧品です。

大学という研究機関と組むことで私たちの知見以外の部分を活用できる。何が何でもついていきたいという気持ちでいる。

薬学部が開発したのはフルレングスコラーゲンです。高い保湿効果があるとされています。
このコラーゲンは近大マグロの皮から抽出されたものです。純度の高いコラーゲンをリップスクラブの特徴にしようと考えました。

文芸学部芸術学科ではパッケージデザインを考案。
さらに経営学部では商品の宣伝を担当することになりました。

企業としては話題作りだけでなく売れる商品を作りたい、近畿大学も売上の一部が入ってきます。

プレゼンテーションでは学生の勉強の場でもあり、現場を知る企業の意見を聞ける大切な機会となっていました。
企業側としても、今までにない視点からのプレゼンテーションは新たな発見の場になります。

2月に発売された近畿大学との共同研究の新商品。

薬学部の学生は、将来の道として薬剤師以外にも商品開発などの道があることを実感して将来の幅を持つことができました。

株式会社テクノネットワーク四国

香川大学の中に事務所を構える株式会社テクノネットワーク四国(四国TLO)。
TLOは大学の研究成果を特許にして、その技術を企業に移転する企業です。

四国にある中小企業の悩みと、それを解決できる大学をマッチングするのが役割です。

大学の技術や産学連携をもとに地域に貢献して、そこで産業を発展させ大学も儲かる。

四国TLOの坂井貴行社長は言います。

富士スレート株式会社

徳島市にあるセメント瓦の製造を主におこなっています。

職人の高齢化により重量のある瓦の製造が難しくなっていたのを四国TLOに相談していました。

そこで四国TLOはコンクリート工学が専門の徳島大学の橋本親典教授を紹介。
橋本親典教授は工学部の学生と特殊なセメントを開発し特許を申請しました。

その特殊なセメントで作られた瓦は従来品の27kgと比べて17kgと4割近く軽くなり、さらに合成繊維を配合したことで割れにくい瓦になりました。

特殊な配合設計を何度も繰り返して作られた特殊なコンクリート。大学の特許収入は約7,000万円になります。
企業も、研究・開発を大学に行ってもらえることでリスクが少なく良い製品が作れます。

ちぐさ技研工業株式会社

創業1946年、社員25名と歴史ある町工場です。

主力製品は工業用のモノレール。
急な斜面にある工事現場や農地などで利用されるモノレールです。

公共事業の減少などで売上が低下傾向になっていました。

このモノレールを観光地で利用できないかと千種英樹社長は考えていました。
お寺やお城など山の上にある観光地に使用を検討しています。

ただ問題点が使用するガソリンエンジンです。
音もうるさく、振動も多いので観光には向きません。

四国TLOの坂井貴行社長は愛媛大学で農業機械の研究をしている有馬誠一教授に相談しました。

現場で工業用モノレールを確認した有馬誠一教授はガソリンエンジンではなくモーターを使用することを提案します。

上りは充電したバッテリーを使用して、下る時に回生エネルギーを利用してバッテリーを充電する。
電気代のコストも削減できる方法です。

愛媛大学で回生エネルギーをもっとも受けられる回転数を調べ、プログラムを作成しました。

完成した新型の工業用のモノレールは排気ガスが出ず、音も静かになり、パワーも十分。
今後、観光地で見かけることになるかもしれませんね。

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カテゴリー:ビジネス関連
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Comments

  1. こるぼ より:

    こんにちは!
    大学の研究成果を特許にして、
    その技術を企業に移転するプロジェクト
    は今後ますます競争が激しくなりそうです。
    大学の研究のジャンルが増えると
    それだけ日本の経済効果も
    影響を受けるでしょうね。
    興味深い情報、ありがとうございます。

    • hiroshi より:

      こるぼ様

      こんにちわです!

      大学の特許は大学側にもメリットが十分ありますから、わたしも競争は激しくなっていくと思います。
      心配なのが研究をして良い製品が作れても、日本人の苦手な営業力ですね。

      マッチングサービス以外にもマーケティングなども合わせてプロジェクトになっていくと良いなと思っています。

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