[WBS] 「副業」限定で優秀人材狙う!地方が仕掛ける新手法!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

少子高齢化で地方では都市機能を維持する力が低下してきています。

そんな中、地域の活性化にいわゆる「副業」の人材を活かそうとうする動きが活発化しています。

広島県福山市は11月15日、地方自治体として初めて「副業」「兼業」限定という市の戦略顧問を募集すると発表しました。

どんな狙いがあるのでしょうか?

福山市

広島県福山市の枝廣直幹市長、自ら東京に出向いて市の政策ブレーンを公募すると発表しました。

2040年には現在と比べ6万~7万人の人口減少を予測している。まずは人材に投資したい。

人口減少を食い止めるためより効果的な施策を作ろうと募集する人材は兼業・副業限定。

現役でバリバリ活躍している人にとって負担のない形で人材を受け入れることができる手法。これまでも人材の幅を広げてきたつもりだが、より素晴らしい人材の獲得を可能にしていきたい。

兼業・副業限定と銘打った説明会には定員の10倍もの申込みが殺到しました。

勤務体系は原則、平日週1回、1回につき2万5,000円が報奨として支払われ交通費や宿泊費は別途支給される予定です。

参加者は、

会社の枠の一歩外に広げていかないと40代、50代は生きていけないという思いはある。兼業・副業という業務の幅を広げていく可能性を常に模索していかないといけない。

「転職や出向は?」

それはありえない。地方なので東京がいい。

株式会社ビズリーチ

転職支援を手掛けるビズリーチが会員に調査したところ首都圏以外の地域でも兼業・副業に興味があると答えた人は7割以上という結果になりました。

ビズリーチの地方創生支援室、加瀬澤良年さんは、

地方の首都圏人材を採ろうという流れは待ったなし。兼業・副業にした段階で大きく母集団が広がる。この中から選べるということで、より優秀な人を選べるチャンスが高い。新しい採用手法として確立されてくる。

オイシックスドット大地株式会社

副業で地域活性を担う人材がこんなところにも。

中国・上海。

11月15日の朝、市内の青果店を見て回るのはオイシックスドット大地の高橋大就執行役員です。

こういう所だとスーパーより新鮮。でもどこで生産されたか分からない。

なんと市内の農場ではドブ水をかけていける姿も見られます。

今、中国では食品の安心・安全のニーズが急速に高まっていて、オイシックスは日本で培った品質管理などの強みを生かし現地での事業拡大を目指しています。

上海に住む日本人向けの通販サイトを年内にも立ち上げる予定で高橋さんはその準備に追われています。

これから政府の人と会いに。

政府関係者や中国の農場を頻繁に訪れている高橋さんですが、もうひとつの顔があります。

一般社団法人東の食の会

先週末、都内で開かれた食のイベント「東京ハーヴェスト2017」。

東の食の会の高橋大就さん、

これを置いておくより、古山さんが手売りした方が売れる。

1本1,300円の桃のジュースの売り方をアドバイスする髙橋さん。

福島市の桃農家、古山浩司さん、

桃の糖度ギネス記録は22.2度、今年作った桃は23.4度。ギネス記録をクリアできた。

髙橋さんの存在はありがたい。

実は髙橋さん、震災後に設立された東日本の食の復興を促進する「東の食の会」に誘われる形で入会。本業のオイシックスとは別に副業として農産物などの売り方をプロデュースしています。

「会津トマト三銃士」というキャッチコピーも考え、生産者と消費者を身近にしました。

福島の食品から本当の大ヒット商品を作りたくて。

発酵食品を美容ドリンクとしてリブランドしたり、インスタ映えするようなパッケージに変えるなど独自の商品作りで実績を上げています。

売り上げの数%が髙橋さんの収入になるためモチベーションも高まるといいます。

地方では人がいない。東京の人間が地方に関わることで地方との関係人口が増える。スキルがある人だとビジネスも生み出せるので地方には重要。2つの仕事をやっていることで満足度、幸福度は増す。