[WBS] 1000人集結!ユニクロ新拠点!「同時進行」でアパレル革命!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

株式会社ファーストリテイリング

株式会社ファーストリテイリングの柳井正社長は、

服を変え、常識を変え、世界を変えていく。全社の改革運動です。

3月16日、ユニクロを運営する株式会社ファーストリテイリングが東京・有明の新オフィスを公開しました。

新設した倉庫の最上階、5,000坪のワンフロアに約1,000人の社員が集結。これまでは六本木の同じビルにいましたが階が違うなどバラバラで作業をしていたといいます。

この有明本部では同じフロアで同時に作業を行うことで、商品の開発から販売までかかる時間の大幅な短縮を目指します。

社員の感想は?

MD担当者は、

ここがMD(企画から販売担当者)の席でデザイナーがすぐ後ろに座り、パタンナー(型紙を作る人)がそばに座っている。もう一方で商品や数字まわり(マーケティング)を担当している部も、すぐ横に座っている。

「仕事の効率が上がった実感は?」

六本木にいたころはフロアが分かれていて、わざわざ会議を設定し集まり商品をみんなで見ていたが、今は後ろを振り返ったらいる。時間の効率化につながっている。

デザイン担当者は、

問題が起きたときに、みんなが自然に集まるようになった。

「仕事のスピードは早まったか?」

かなり早まり無駄がなくなった。

通常、販売の半年前には商品企画を終えるためトレンドを捉えるのは容易ではありませんでした。

それを縦割りの作業からお客様のニーズを常に取り込む並走型へと変えることでより売れる商品を見極めようという試みです。

柳井正社長

柳井正社長の部屋も同じフロアにあります。

今回の改革の真の狙いを聞きました。

お客様の生活ニーズ、生活習慣が変わった。もっと大きな世の中のトレンド、そういうものに合った服を売りたい。

また今回の改革のもう一つの柱がデータから分析した「売れる服作り」。

有明にネットやITの担当者も集めて顧客データを元とした商品作りを目指しています。柳井正社長はそれを「情報 製造 小売り」と呼んでいます。

「今までのように大量生産はしない?」

同じものじゃなくて毎日ブラッシュアップしたもの、毎日顧客要望に沿ったもの。今までのわれわれの商売って散弾銃で売っていた。それをライフル銃で撃つようにしていく。

株式会社ネバーセイネバー

一方、すでに企画から製造部門までを一体化しているアパレルブランドがあります。

相内優香キャスターは、

渋谷にあるアパレルブランド。入ってすぐに洋服を自由に試着できるショールームがあります。そのすぐ隣に洋服を実際に作っている縫製工場があります。

インターネットで服を販売している株式会社ネバーセイネバー。2016年11月、ファッションの発信地「渋谷」に移転しました。

入口のそばにはお客様が試着できるショールームがあり、その隣には縫製場、奥には商品企画やお客様からの注文を受けるための部屋があります。

服の企画・製造・販売までワンフロアに集約していました。

ワンフロアのメリット

株式会社ネバーセイネバーの磐井友幸CEOは、

やりとりをリアルタイムでして商品に反映できるので鮮度を持って商品にいかせる。

例えば洋服作りに欠かせないサンプル作り。これまでは提携工場と1回サンプルをやりとりするのに1週間ほどかかっていましたが、デザイナーは数十秒歩いて製造スタッフのところへ行き仕上がりを確認できます。

デザイナーの三島由江さんは、

修正したい場所を打ち合わせしながらやっている。

生産管理部の板橋智美さんは、

縫製の現場は何をこだわっているのか、問題点が下りてこなかったりするので問題解決がその場その場でできるのがメリット。

土地代が高くてもこうした効率化で製造コストを削減。アパレルの原価は通常2割ほどですが、スタイルデリは5~7割ほど。その分、商品のクオリティーを上げることもできます。

実際に販売する製品の一部もここで作っていました。

実際にここで作ってものすごい人気で売れた商品。1週間で3回追加した。今までにないくらい人気。

流行をいち早く取り入れた商品を、すぐに企画・製造できるようになり売り上げは23億円から33億円に増加しました。

「既存のアパレルブランドも変化していく?」

発注から納品までのリードタイムが長いと情報が多い時代、お客様がついてこない。お客様が今欲しい物をなるべく早く対応して満足いくものを届ける。というふうになっていくのでは。