[WBS] ミドリムシのユーグレナが遺伝子解析サービスに参入!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

遺伝子解析のサービスについてご存知でしょうか?

ミドリムシの研究を行っているユーグレナは遺伝子解析サービスを行うと発表しました。

この遺伝子解析サービスは自分の体質を知ることで生活習慣病などの予防ができるというものです。

様々な企業の参入が相次ぐ中、業界の抱える課題も見えてきています。

株式会社ユーグレナ

ユーグレナの出雲充社長は、

生命科学とITを掛け合わせた新領域に新しく参入する。

バイオベンチャーのユーグレナは3月1日から個人向けの遺伝子解析サービスを始めたことを発表しました。

新サービス「ユーグレナ・マイヘルス(2万9,800円)」では唾液を専用キットで採取し郵送するだけで、ガンや糖尿病にかかりやすいかなど約300項目を分析します。

人によって異なる遺伝子の情報をもとに個人個人にあった健康に関する様々なサービスを提供していきます。

信頼できる健康情報サービス産業として世界一を目指して努力したい。

株式会社ジーンクエスト

遺伝子の解析を行うのはユーグレナが2017年に買収したジーンクエスト。2013年に創業した東大発のベンチャーです。

一般の消費者に向けた遺伝子解析サービスや、そこで蓄積したデータを分析する研究などを手掛けてきました。

ジーンクエストの高橋祥子社長は、

技術はあっても知っている人は少ない。より多くの人に届けられる顧客基盤、マーケティング力を持っているユーグレナに期待。

遺伝子解析サービス

遺伝子の解析サービスは2014年にヤフーやDeNAなどIT大手の参入で一気に注目が高まりました。

ちょうどこの頃、技術の進歩によって解析に掛かるコストが劇的に下がったこともあり、サービスを提供する企業が一気に増えました。

多くの企業の参入に伴い問題も表面化。

究極のプライバシー情報でもある遺伝子をずさんに取り扱う業者も現れました。

こうした中、2016年には業界団体である個人遺伝情報取扱協議会が自主規制を設定。

個人情報の取り扱いなどを定めた独自の規制に従って運営する事業者に認定証を交付する制度を設けました。

ただ、現在認定を受けている事業者は第一回の9社のみで増えていません。

こうした状況に街の声は、

民間でやって民間が保管する。なんだか嫌だな。

ネットとかでキットを送る検査は信じてないです。

また2017年12月に厚生労働省が公表したデータでは本人の同意無しで個人情報を第三者に譲渡してはいけないなど、国のガイドラインに従っていると応えた業者は56%に過ぎず、約4割が従っていませんでした。

この調査を担当した北里大学の高田史男教授は、

「管理がずさんな現状は?」

ある。個人遺伝情報は究極の個人情報。医療の現場では解析結果は非常に慎重に取り扱う。

日本の整備状況はかなり未成熟な段階にある。きちっとした体制のためには国による規制が必要になるのかなと。

個人の遺伝子情報の取り扱いなど普及に連れて問題も露呈する遺伝子解析サービス。

新規に参入するユーグレナは、

バイオテクノロジーというのは想像している以上に進歩が早い。技術の方が先に来ている部分もあるので、社会、行政がどう判断するかというのを皆で議論することが求められる。