[WBS] どうする突然の心停止!アプリが「救世主」に!?

ワールドビジネスサテライト(WBS)

街で倒れている人に遭遇した時にすぐに対応できますか?

実は日本では1日約200人が心臓突然死で亡くなっています。

これはもちろん1秒でも早い対応が必要になってきますが、東京で救急車が到着するまでの時間が出動件数が急増している影響もあり平均で10.8分。日本で最も遅いです。

こうした中、救命率を少しでも上げようとあるスマートフォンのアプリが動き出そうとしています。

Coaido株式会社

東京・豊島区にある南池袋公園。

芝生の上に人が倒れています。よく見ると人形です。

実はこれは救命率を上げる実験です。

スマートフォンを取り出し119番通報すると思いきや、開いたのは「Coaido119(コエイド119)」というアプリ。

コエイドの玄正慎社長は、

周りの医療知識のある人やAEDの設置施設にも連絡がいってAEDを届けてもらえる。それを実現するためのアプリ。

赤いボタンを押すと現在地が表示されSOSが発信できます。119番通報と同時に周囲のAEDを設置している施設やアプリを登録している人にSOSを発信します。

すると発見者の元に続々と助けが来るというアプリです。

これで救急車が来る前に素早く対応ができます。

約1分後、

救急救命士です。

連絡を受けた人が駆けつけました。

AEDを備えた近くの会社では、

こちらはAEDエリアコールです。近くでSOSが発信されています。

アプリを見てAEDを持った社員が現場に急行します。

AED使えますか?

使えます。

訓練終了です。今回、電気ショックまで3分24秒。

実験は上手くいったようです。

このアプリを作ったのはベンチャー企業、コエイドの玄正社長。なぜ開発したのか?

救急車の到着時間が年々遅れている。AEDはたくさん設置されているが活用が難しい。AEDが必要なときや場所がわからない、こういった問題を情報共有で解決したい。

東京は救急車の到着時間が平均10.8分と全国で最も遅い。

救急車が到着するまでの救命率を上げるためにはより多くの人にこのアプリを登録してもらうことが重要です。

第一生命保険株式会社

そこで玄正社長が訪れたのは第一生命保険の池袋総合支社。

コエイドはアプリの普及に協力してもらうため大企業を巻き込もうとしていました。

もしもの時を考えるということは保険のニーズも喚起する。

第一生命保険で働く営業職員自身が「コエイド119」に登録し、さらに顧客にもアプリを紹介する予定だといいます。

第一生命保険池袋総合支社の角谷順一朗支社長は、

営業職員がお客様を定期的に訪問して見守り活動をしているのでアプリを案内していくことからスタート。

このアプリを広めることは生命保険会社側にも将来的なメリットがあると玄正社長はいいます。

アプリが普及して心筋梗塞で亡くなる人が減れば生命保険会社は保険金を支払うケースが少なくなる。

半年間で医療従事者など700人、一般の人は1万4,000人の登録を目指しています。

ソフィアステイシア

横須賀市の大規模マンション「ソフィアステイシア」。ここで住民向けに「コエイド119」の説明会が開かれていました。

実は心停止が発生する場所の約7割は住宅。

玄正社長はマンションでこそアプリが威力が発揮すると考えています。

マンションはオートロックなどがあり、不審者対策、安全管理のために外部の人をかんたんに入れないようにしている。緊急時に助けに行っても入れない。マンションの中だけで機能する仕組みをつくる必要がある。

マンション用のシステムは外部の人には連絡が行かず119番通報と同時に管理人や登録している住民に通知が行きます。

連絡を受けた人が素早く現場に向かうという仕組みです。

マンションの中で実験をしてみると、

614号室か。救命活動、心肺蘇生、始まりました。

AED到着が3分30秒くらい。素晴らしい心肺蘇生でした。

しかし住民の反応は、

まだまだ開発の余地はある。簡単スマホのようにもっと簡単に押すことができれば。

改善点はまだありそうですが玄正社長はこうしたマンション用のシステムにビジネスチャンスがあると見ています。

社会課題解決の仕組みは受益者からお金を取るのが難しい。専用のシステムを導入してもらうことで受益者が明確になり対価をもらえるモデルになる。

「コエイド119」は7月中に配信を始める予定です。

このアプリが命を救う救世主になる日はそう遠くないのかもしれません。

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