[WBS] 「ドライバーの表情」読み取れば・・・安全な「自動運転」を実現できる!?

ワールドビジネスサテライト(WBS)

家電・ITの見本市「シーテック」。10月3日に開幕しました。

注目すべき最先端技術、まだまだあります。

昨日は私たちの身近な存在になりそうなロボットをいくつか取り上げました。

今回注目したのは様々な情報を計測して数値化する、いわゆるセンシングの技術。

この技術を使って各社が読み取ろうとしているのは人間の感情です。

CEATEC JAPAN 2017

10月3日に開幕したシーテックジャパン2017。

オムロン株式会社

未来の自動車をイメージした「ドライバー見守り車載センサー」。

シートに座るとすぐにドライバーの顔を認識します。

「顔を見ている?」

オムロンの技術・知財本部、諏訪正樹さんは、

顔全体の表情と目の状態はかなりきめ細やかに。

「カメラですか?」

ここにカメラがあります。

ドライバーを撮影するカメラ。このカメラが優れものです。

サングラスを掛けると、

今、目を開けています。目をつぶります。

カメラを通すと、まるで普通のメガネをかけているような状態に。これなら目を開けているか、つぶっているかもはっきり分かります。

目が開いていても、考え事をしているか、意識があるときの視線か、些細な変化を捉える方向に進化している。

安全運転の技術を高めるには人の感情を読み取ることも重要な要素のひとつ。

今回のシーテックの会場では、そうした人の感情を読み取る技術も

株式会社村田製作所

村田製作所の技術・事業開発本部、山縣敬彦さん、

村田製作所のブース全体のイメージを表している。盛り上がっている場所を示している。

村田製作所のブースでは20個のセンサーを設置し、場の雰囲気や話が盛り上がっているかどうかを色で表しています。

「赤くなっている場所はどこですか?」

単に音が大きいというだけでなく、コミュニケーションができている。理想の状態。

音の大きさだけでなく、声の抑揚や周波数などで人の興奮度を判断しています。

この技術は飲食店などでお客様の盛り上がり具合を検知。追加の料理を勧めるなど接客サービスの向上につながるとして現在、実証実験をしています。

株式会社日立製作所

日立製作所の東京社会イノベーション協創センタ、徳永竜也さん、

首から下げる名刺型センサー。無意識にじっとしていても楽しいとちょっとだけ揺れている。

名刺型のウエアラブルセンサー「ハピネスプラネット」が体の揺れを検知し、会話やデスクワークの時間などその日の行動をスマートフォンに表示。

体の揺れている時間が長いと幸福度が高いと判断して、その度合を数値で表します。

人それぞれの働き方に合わせた施策が人工知能の分析結果から提供できる。

パナソニック株式会社

パナソニックのブースに展示されていたのは「感情センシング」。

普通のカメラとサーモカメラの2種類で感情を読み取るというものです。

「笑ってみますね。」

パナソニックのシンガポールテクノロジーセンター、楠亀弘一所次長は、

こんな形で表情は笑っていても、ただ心はそんなに笑っていない。心は表情とバイタル(生体)情報を組み合わせて算出している。

サーモカメラから読み取る皮膚の放熱量など複数の生体情報を組み合わせることで表情には表れにくい感情の推定も可能になったといいます。

表情で読み取るデータ以外にいろいろなバイタル(生体)情報を使っているのは表情に出ない感情を分析したいというのがある。楽しんでいるか怒っているのかが分かるので、社員が何にイライラして、どういうことを楽しんいるか、データとして蓄積できれば楽しい職場が作れるのでは。

この技術を実際に体験したパナソニックの津賀一宏社長、その手応えは?

人との接点というのはわれわれの命。その部分では間違いなく使える。顧客満足度などいろいろなところで使えると思うし、いかにお客様に負担なく使ってもらえる技術なのか、それで誠意品の優劣も決まる。