[WBS] カナダ不動産バブルか?学生直撃で大学も対策!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

世界の不動産価格についてこちらをご覧下さい。

ヨーロッパの金融機関UBSがまとめた不動産バブルランキングです。

2017年 世界不動産バブルランキング
順位 都市
1位 カナダ トロント
2位 スウェーデン ストックホルム
3位 ドイツ ミュンヘン
4位 カナダ バンクーバー
5位 オーストラリア シドニー

1位にトロント、4位にバンクーバーとカナダの都市が2つ入り不動産価格の上昇が目立っています。

今回、4位になりましたバンクーバーを取材しました。

バンクーバー

東京から直行便で8時間半余り、カナダの西の玄関口バンクーバーは人口約60万人。周辺の地域を含めると人口230万人のカナダ有数の大都市です。

市内の中心部に位置するスタンレーパーク。外周約9キロというこの公園にはヨットハーバーもあり市民の憩いの場になっています。

素晴らしい環境。空気がきれいでアウトドアも楽しめる。

住環境も整っている。他の都市からアクセスも良い。

北米のほかの主要都市に比べアジアから近いこともあり中国などの投資家の間でバンクーバー人気はうなぎ登り。住宅価格の上昇は止まらず、この1年で10.9%の上昇を記録。

バンクーバーの住宅価格の平均は約103万カナダドルで、日本円で約9,300万円に達しています。

不動産価格の急上昇の背景に海外投資家の投機的な動きあるとみたブリティッシュコロンビア州とバンクーバー市は対応に乗り出しています。

バンクーバー市都市開発担当のギル・ケリー氏は、

バンクーバーの不動産は投機に影響され急ピッチで価格が上昇している。バンクーバーの一般家庭にとって住宅は「高嶺の花」になってしまった。

相場を抑える狙いから2016年8月に海外投資家の不動産購入に対し15%の新税、また空き家に課税する「空き家税」を新設しましたが住宅価格は今年の春から再び上昇基調に。

これに対しバンクーバー市は新たに民泊を規制する方針を打ち出しました。民泊の拡大が価格上昇につながっていると考えているからです。

これまでの取り組みは十分でない。住宅市場の動きは力強い。今後は一般的な家庭のニーズを念頭に住宅提供の政策を進める考えだ。

ブリティッシュコロンビア大学

住宅価格の高騰で思わぬところに余波が。

家賃の値上がりは地方からバンクーバーに来た大学生を直撃。州立のブリティッシュコロンビア大学は学生寮の整備を急ピッチで進めています。

ブリティッシュコロンビア大学施設開発責任者のジョン・メトラス氏は、

大学生1人が生活するのに十分な環境が整っている。キッチンや水回りが充実しているほか、窓から美しい景色が一望できる。

ブロックコモンズの部屋の家賃は1人部屋で月約10万円。高い物件に比べ5割程度安く食洗機まで装備されています。

学生は、

学外に住まなければならないとすればバンクーバー市内は無理。大学から離れた郊外から通学せざるを得ない。

今年オープンした18階建ての学生寮「ブロックコモンズ」は404人の学生が入居。大学生の確保という観点からも学生寮の重要性が増しています。

寮を増やすため果敢に取り組んできた。過去6年で約400億円を費やした。今では1万1,000人に寮を提供している。

この大学は新たな学生寮を建設中。2019年のオープンを予定しています。

住宅価格の高騰が市民生活に大きな影響を及ぼしているバンクーバー。

専門家は今後も住宅価格の上昇が続く可能性が高いと見ています。

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