[ガイアの夜明け] シリーズ「激闘シェア争い!」第2弾!「中古品」の覇者 新たな戦い!(1)

シリーズ「激闘シェア争い!」第2弾!「中古品」の覇者 新たな戦い!

ブックオフ スーパーバザー ノースポート・モール店

6月下旬、横浜市にあるショッピングモール「ノースポート・モール」。

開店を待っていた大勢の人が向かった先にあったのは中古品大手の「ブックオフ スーパーバザー ノースポート・モール店」です。

この日、大型の新店舗をオープンしました。

お馴染みのCDや本の他にもさまざまな中古品が揃っています。ゴルフクラブにオモチャ。

ある親子はちょうど欲しかった三輪車が、

これにする?

する。

新しいものだと1万円を超えるので、これだと5,000円くらいで買える。

売り場面積は実に約900坪。食料品以外なら大抵のものが揃っています。

ブランド品から家電までその数、約48万点。

ずらりと並んだ子供服。なんと1着100円です。中には全く使われていないものも。

タグ付きで新しいものが本当に安く買えるので。こういうのを狙って来る。3分の1以下で買えちゃったり。

他にもソファの値段は7,980円。人気のダイソンの掃除機は2万1,800円。

平日にも関わらず初日は3,000人以上が来店しレジには長蛇の列ができました。

ブックオフ スーパーバザー イオン仙台店

6月29日、仙台市。

こちらのショッピングセンター「イオン仙台店」でも。

近年、ブックオフはこうした大型店舗を続々とオープンさせています。

本だけでなく何でも揃うブックオフへ。

新興勢力

その裏では業界を塗り替える強力な新興勢力があります。

これまでの中古品ビジネスを一変させる画期的なサービス。

その衝撃とは?

根っこも芽も全部食べられます。

誰でもスマートフォンで手軽にモノを売れるショッピングチャンネルが登場。

対するブックオフも動き出していました。

一応、全部調べてください。

目指すは何でも買い取る窓口。

そこに活路を見いだせるのか?

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ブックオフコーポレーション株式会社

神奈川県の北部に位置する相模原市。

ブックオフコーポレーションはこの地に本社を置いています。

従業員約1,200人、年間売上高は約800億円。

1990年に1号店をオープンさせたのが相模原市でした。

創業者は坂本孝さん。

あなたの家の本棚としてブックオフをお使いください。

現在は「俺のイタリアン」などを手掛け、アイデアマンとして知られる人物です。

ブックオフは創業から10年で全国に500店舗を出店。コンビニのように明るい店内で大量の中古本を販売するという新しいサービスが受けました。

現在は843店舗を展開しています。

しかし近年、本やCDの売り上げ減少やインターネット取引の増加などにより苦戦。

2期連続の赤字です。

そこで立て直しを図るため、この4月に新たな社長が就任しました。堀内康隆社長(41歳)。

ブックオフをどう変えるのか?

たくさんのお客様がいると効率的な方に意識がいってしまう。しっかり時間をかけて「効率」ではなくて「効果」をより意識して。

ブックオフ自由が丘駅前店

東京・目黒区、自由が丘駅。

駅から徒歩1分の場所にブックオフ自由が丘駅前店があります。

全国に展開する店舗の内、約8割がこうした規模の小さなお店です。

その中で新たな戦略の口火を切る場に選ばれた自由が丘の店。

そこにはある理由がありました。

総合買取窓口

ブックオフの新たな戦略。それがこの店の一画にできた総合買取窓口。名前の通り大抵のものは買い取ります。

エレキなんですけど買い取りを。

楽器ももちろんOK。

友達からもらったもので、あまり弾けない。

さらに洋服などの定番品から絵画や骨董、ブランド品まで近隣に高級住宅街がある自由が丘の店には実にさまざまな品が集まってきます。

まさにそれが狙いでした。

ストアマネージャーの佐々木雄大さん(34歳)。ブックオフの中でも指折りの目利きです。

その確かな査定にすでに多くのファンが付いています。

この日も常連客が大量の品を持ち込んでいました。

見ていると惚れ惚れしてキレイと思って、心ときめかせて見てはいるけど、その割に着けない。

佐々木さん、まずはお客様の話にじっくり耳を傾けます。

持ち込まれたのはCOACHなどのブランドバッグ。そしてミンクのコート。さらに宝石や靴など全部で18点です。

査定の間、常連客は店内を見て回るようです。

査定が始まりました。

まずはボルダーオパール・ネックレス。石は30カラット。色のバランスも極めて良いと判断、40万円の値を付けました。

そして、

すごい、三層になっているよ。

貝殻が三層になっているカメオのブローチ。鑑定書も付いていたため20万円の査定。

ダイヤとルビーをあしらったネックレス。15万円にしました。

こうして弾き出した18点の査定合計額は、

全部含めて134万円。

しかし常連客は、

カメオの値段、いくらだった?

カメオは20万円です。

うそでしょ? 理由をもうちょっと教えて。

中古相場がお父さんと比べて結構違う。

カメオのブローチは巨匠とされるデザイナーの娘の作品。父親より値が低いと丁寧に説明し納得してもらいました。

すると佐々木さん、商品棚へ。

そこには常連客が見ていたある商品が。取り出したのはイタリア製のハンドメイドのネックレス。ヨーロッパの貴族にも愛用されているブランド「CAZZANIGA」のものです。

価格は130万円。

以前から、この常連客が気にしていたことを知っていました。

本当にいいデザインね。

お買上げです。

大満足ですね。

1つ1つ、こういう時に、こういう思いで買って、ここが気に入っていてとか長々とした話を全部聞いてくれて。信頼できるお店に話を聞いてもらった方が私としては納得する。

ブックオフが始めた新たな戦略。それは丁寧な接客によるリピーターの確保でした。

目の前で対話することが大事。お客様が「売ることが楽しい」と思えるように。

しかし、この取り組みを成功させるにはクリアさせなければいけない高い壁がありました。

テレビ電話での査定

横浜市にあるブックオフの物流拠点。

まずはロゴから見せていただいていいですか?

モニターに映し出されているのはブランド物のバッグのようです。

実はここ、テレビ電話を介して全国の買い取り窓口に持ち込まれた商品の査定を行っているのです。

常時、4~5人で全国をカバーしています。

こちらは京都の店舗からの依頼。

こちらだとロゴの形がマニュアルと違う。こちらに関しては基準外としてお返しください。

買い取りはできないという判断でした。

中古品の目利きのできる人材を育て全国の店舗に配置していくことが今後の課題です。

商品部ハイブランドチームの渡川崇志さん、

アルバイトが多くて100%覚えているかというと、そこまで覚えられない。微妙なラインだと判断しづらいので。

森田正則さん

再び自由が丘駅前店。

目利きの達人、佐々木さんが今一番気にかけている店員がいました。

森田正則さん(45歳)。

3,000円と200円のお渡しとなります。

すると佐々木さんが、

なんで名刺を渡さないんですか? 渡さない?

渡します。

渡してください。

単に買い取るのではなく、お客様に自分を知ってもらうことが大事だと諭します。

実は森田さん、他の店にできる総合買取窓口の責任者になることが決まっていました。

これまで本やCDを中心に扱ってきた森田さん、研修が続きます。

大丈夫ですか? 来週1人ですよ。

今までとは違う業務。戸惑いがあるようですが・・・。

会社で注目されていて、準備期間が短い中での新窓口なので、すごくプレッシャーはある。

ブックオフ早稲田駅前店

7月29日、東京・新宿区。ブックオフ早稲田駅前店。

ブックオフの新たな取り組み、総合買取窓口がオープンしました。

約8割を占める小型店舗で順次増やしていく予定です。

ブックオフの今後の試金石となる重要な窓口となります。

研修を終えた新しい責任者、ストアマネージャーの森田さんが買い取りの査定を仕切ります。

早速、女性のお客様が、

こちらの上下のセット、おしゃれですよね。

思ったより高い。300円くらいかなと。

いいものですから1,500円ですね。

笑顔での接客。きちんと名刺も渡しました。

押し入れの中で寝てた。

次々と持ち込まれる中古品。何でも買い取る窓口。お客様との信頼関係が生命線になります。

そしてスマートフォンを使った新興勢力との戦いも続きます。

ブックオフコーポレーションの堀内康隆社長は、

お客様に対面できるのはリアル店舗がやれる実際の価値だと思う。総合買取窓口にニーズがあると分かったので、全国のブックオフがそうなれる世界を目指したい。

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