5月29日から都内で「バイシクル・シティ・エキスポ」が始まりました。
自転車に関係する約80の企業や団体が最新の商品などを出展しています。
このエキスポの中で今年目立ったのがシェアサイクルです。
利用者が駐輪場に止めている共用の自転車を借りて、その利用時間などに応じて料金を支払うというサービスです。
NTTドコモなど大手企業の参入も相次ぎ、いま市場が急拡大しています・。
バイシクル・シティ・エキスポ
[blogcard url="http://www.rising-publish.co.jp/bicyclecity-expo2018/"]
5月29日から始まった展示会。
シェアサイクル向けの最新技術などが紹介されています。
株式会社陽報
[blogcard url="http://letsbike.c-case.co.jp/"]
こちらのブースでは、
今から自分の指紋を登録します。
事前に指紋とクレジットカードの情報を登録すると…
いま施錠されています。指を当ててみます。解錠しました。
普通のシェアサイクルというのはスマホを操作して乗れるようにしますが、これだと指一本でそのまま解錠して乗っていけます。
一般社団法人アジア総合研究所
[blogcard url="http://idas-j.com/"]
一方、中国の企業。
普通の自転車に見えますが実はフレーム部分にバッテリーが内蔵された電動自転車です。
アジア総合研究所の孫彦芳代表は、
電動自転車だがバッテリーの充電は非接触式。
実は国内のシェアサイクルの多くが電動自転車ですが、定期的に人が自転車の置き場を回りバッテリーを交換する必要があります。
バッテリー交換の人手が要らない。誰もいないステーションでもバッテリーが常に満タンにできる。
この非接触式の充電システム、フランスやドイツなどにすでに5,000代ほど納品したといいます。
「高くなるのでは?」
格安で提供している。6,000元(約10万円)。
シェアサイクル事業
国内のシェアサイクル事業にはここ数年参入が相次いでいます。
15都道府県で展開するヤフーグループやメルカリなどIT企業が中心です。
株式会社NTTドコモ
[blogcard url="https://www.nttdocomo.co.jp/"]
その中で市場を牽引してきたのが7年前に参入したNTTドコモ。
東京都内を中心に約7,300台を展開しています。
そのドコモが今回展示したのがこのメガネです。
何が見えるのか?
地域の名産品を紹介をしています。
AR(拡張現実)の技術を使い道案内だけでなくオススメの飲食店などの情報を表示します。
ドコモはこのメガネを観光地でのシェアサイクルの利用に役立てたい考えです。
富士ゼロックス株式会社
[blogcard url="http://www.fujixerox.co.jp/"]
NTTドコモのシェアサイクルをビジネスの場で活用する企業も。
コピー機の販売や保守サービスを行う富士ゼロックスです。
富士ゼロックス首都圏・ソリューション・サービス計画部、久我敦夫部長、
シェアサイクルを使うことによって月額料金で利用。駐輪場代もかからないので大きく効果がある。
駐輪場代だけでも東京都内で年間約1,000万円のコストが削減できました。
富士ゼロックス東京・カスタマーソリューション・エンジニアの中島めぐみさん。
これから顧客のところに点検サービスに向かます。
まず向かった先は近くにあるシェアサイクル置き場。
利用料は1ヶ月4,000円です。
今まではすごく重い工具かばんとパーツを自分の自転車に積んで走っていたので体力的にも重かったが、それがなくなり身軽にいけることがメリット。
中島さんがこれまで使っていた自転車。
小柄な中島さんが乗るとなんとか足がつくといった状態。
取り回しには苦労していました。
レンタサイクルは小型で軽いため颯爽と街中を駆けていきます。
顧客のオフィスが入るビルに中島さんが到着すると…
そこにやって来たのはワンボックス。
中には交換部品が積まれていました。
部品を運ぶ車とシェアサイクルの組み合わせで効率は格段に向上しました。
お客様を回るのがスムーズになった。以前は5件ぐらい、今は7~8件行けるようになった。
カスタマー・エンジニアは男所帯の仕事だったが、ここ10年で女性のエンジニアも増えてきた。いろいろなインフラを使って働きやすくなることを目指している。