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[ガイアの夜明け] 「働き方が変わる」 今こそ、社員を鍛える!(2)

2016年9月28日

シリーズ「働き方が変わる」第14弾今こそ、社員を鍛える!

アサヒビール株式会社

大阪、ビジネス街の一角にあるのがアサヒビール株式会社の関西の拠点、近畿圏広域支社。

50人以上の営業マンを抱えています。

課長の宮崎淳さん(43歳)。

入社して20年の中堅社員です。

この日は宮崎淳さんの部署の定例会議。

ここから宮崎君にバトンタッチします。

上司の寺本武司支店長は最近、宮崎淳さんに会議の仕切りを任せています。

チームを引っ張るリーダーに育ってほしいという思いがあるからです。

チームをまとめていくためには自信がないとダメ。言うことに対して責任を持たないといけない。人間的には申し分ないが足りない部分があった。

宮崎淳さん

宮崎淳さんは量販店の営業を担当しています。

成績はトップクラスです。

アサヒビール株式会社はビールの国内シェアで業界1位。

それを支えているのがロングセラーのスーパードライです。

18年間ずっと支持されている。

宮崎淳さんたち40代の社員は大ヒットしたスーパードライの恩恵を受けてきた世代。

しかしビールに頼りきってきたことがアサヒビール株式会社の更なる飛躍を妨げてきた原因となっていました。

業界3位

実はアサヒビール株式会社、総合酒類メーカーとしてはサントリーホールディングス株式会社、麒麟麦酒株式会社に次ぎ、3位に甘んじていたのです。

危機感を募らせていたのは平野伸一社長でした。

ビールは1位だけど、他のものは2位、3位でいいのか。良くないと思う。新入社員には「全てのものを売る」と教育する。すると何が違ってくるか?中堅ベテラン社員が焦ってくる。その人材をどう育成していくか、やっぱりチャレンジ。

「異業種」合同研修

5月、北海道・美瑛町。

そこに宮崎淳さんの姿がありました。

リーダーを育成する研修に送りこまれたのです。

集まっていたのは業種が違う会社の人達、23人です。

「異業種」合同での研修です。

ごちゃ混ぜに5つのチームに分けられました。

アサヒビールの宮崎です。皆さんと一緒に勉強させてもらい頑張りたい。

宮崎淳さんはAチーム。

他のメンバーは民営化してまだ日が浅い日本郵便株式会社の太島勉さん(34歳)、人材情報サービスのテンプホールディングス株式会社から奥野浩司さん(31歳)、美瑛町役場で情報戦略を担当する沼尻一樹さん(26歳)、そしてこの日は休みでしたが、IT企業のヤフー株式会社から杉浦美和子さん(29歳)。

社風も異なり、経歴もバラバラな人材がチームを組みことになりました。

研修のテーマは「美瑛町における課題とその解決提案」。

高齢化や人口減少などの問題を解決し、町を活性化させるアイデアをチームで考えます。

半年間に2泊3日の合宿を6回。

最後は町長・町民に解決策を提案することになっています。

前代未聞のリーダー育成研修。

仕掛けたのはヤフー株式会社の上級執行役員、本間浩輔さん。

その狙いは、

慣れた社内のチームで戦っているうちは、いいイノベーションは起きない。勝つためには多様なチームを率いなければいけない時代。そういう疑似体験を早い段階で積むことが重要。

昼食

早速、研修が始まりました。

宮崎淳さんたちが最初に連れて来られた場所は調理室。

そこには様々な調味料と食材が並べられていました。

今から1時間です。

1時間以内に昼食を作って、食べ終えて片付けまで済ませなければいけません。

この時、12時15分。

最年長の宮崎淳さん、自分がリーダーシップを発揮しなければと、率先して動きます。

手にしたのはお好み焼きの粉でした。

お好み焼きを、作り方も書いてある。米を炊いていたら時間が足りない。

唯一の大阪からの参加者。お好み焼きを作り始めました。

しかし、一人で全部やってしまい、他のメンバーが手持ち無沙汰なのに気付きません。

1時15分までに。

宮崎淳さん、とにかく時間が最優先。

手際よく進めたおかげで、Aチームは一番早く昼食を完成させました。

さらに、より早く済ませようと、立ったまま食事をします。

一方、他のチームを見てみると、立ち食いの宮崎淳さんの横では時間を最大限に使い、手の込んだ昼食を作っていました。

午後の会議ではAチームのメンバーから、こんな反省が、

時間が限られていた中で、判断自体は良かったけど、裏を返せば「できることをやった」。「無難」という表現がしっくりくる。

宮崎淳さんは

僕が突っ走っちゃたのかな、今振り返ると。

宿舎

深夜1時、長い一日が終わりようやく宿舎へ。

他のチームの人と相部屋です。

宮崎淳さん、初日から疲労困憊。

さらにこの研修、意外な展開を迎えます。

美瑛町の課題

リーダーシップを身に付けるため参加したアサヒビール株式会社の宮崎淳さん。

早速、美瑛町の課題を見つけようと出掛けることになりました。

最初にやって来たのは美瑛最大の観光地「青い池」。

季節や天候によって表情を変える神秘的な風景です。

海外からも大勢の観光客が訪れます。

ところが周囲には店一つありません。

ここにカフェでもあればいいのに。

コーヒーでも売ったら、だいぶ違う。ベンチを置いたりして。

他のメンバーが色々アイデアを出す中、宮崎淳さんはあまり発言しません。

人事担当者

リサーチを終えると、町の活性化のためのアイデアを出し合います。

テンプホールディングス株式会社の奥野浩司さんは

「もったいない」という感覚。すごく良いものがあるのに、なぜこんなに伝わっていないのか。

奥野浩司さんがAチームをリードしていきます。

そんな各チームの研修の様子をそばで見つめる人たちがいます。

実は各社の人事担当者です。

この研修には人事部も数人ずつ同行していたのです。

その一人がアサヒビール株式会社の人事部、三浦一郎さんです。

視線の先には宮崎淳さんがいます。

積極的に意見を言わない宮崎淳さんのことが気になるようです。

研修の様子をチェックすると人事部が集まってミーティング。

各チームの状況を分析します。

Aチームは

活動状況としては8割は奥野さんで、2割を他の3人。

宮崎さんや太島さんはリーダーシップを発揮しないの?

あまりない、これまでは。

奥野さんは自分で課題を認識して抱えてしまっている。宮崎さんや太島さんがアイデアを出すとか、叩き台を作るなどをすればいい。

この研修、会社の垣根を超え、人事部も学び合います。

ここで培った育成のノウハウを、それぞれ会社に持ち帰り今後の人事戦略に生かすのです。

学びがすごく多い。アサヒビールはなんとなく雰囲気で、最後は飲みに行っちゃう。明るい社風はいいけど、きっちり議論を戦わせる場で、なあなあで終わらせる場合もある。

この日、三浦一郎さんが宮崎淳さんに声を掛けました。

チームの中でも論点を絞り込めていない中で、宮崎さんの役割が大きい部分はある。

何とかリーダーシップを身につけたい思いもある。ただ、リーダーシップのやり方はいろいろあるのかなと。

宮崎淳さん、これまでの殻を破り、変わることができるのでしょうか?

会議

6月、大阪。

1回目の異業種研修を終えたアサヒビール株式会社の営業マン、宮崎淳さん。

通常勤務に戻っていました。

夜8時、仕事は終わった時間ですが異業種研修のAチームのメンバーと会議を行います。

合宿と合宿の間も美瑛町の課題解決に取り組んでいました。

宮崎淳さんは事前に資料を準備。

少しでもスムーズに会議を進めようと考えてのことです。

「世代が循環して、美瑛町が継続していく」

ところが、

「美瑛町を継続」って日本語として違和感を感じる。

「世代の循環」って言っていることはわかるけど、何でそこなのか。

細々とした表現の確認が多く、肝心の話は遅々として進みません。

1時間半で終わる予定がすでに2時間経過。

もどかしさを感じながらも宮崎淳さんは、それを口に出して言いません。

8時にスタートして、一番長い時で2時に終わった。6時間くらいやっていた。12時を過ぎたら頭が回らない。

社風の違いや、仕事の進め方の違いに戸惑うばかりです。

中間発表

7月、美瑛町。

異業種研修が一つの山場を迎えました。

「美瑛町の課題とその解決策」を中間発表することになったのです。

審査員は浜田哲町長と町の人たちです。

宮崎淳さんのAチームは

美瑛の本当にいいところを感じた人は美瑛のファンになりやすい。特別な時間を過ごした美瑛で生活してみたいと。

若者の定住を増やすことテーマにしました。

まずまずの評価です。

10月の最終プレゼンに向け、さらに具体策を練っていくことになります。

評価

その夜の研修。

チームメイトが互いの評価を本音で伝え合います。

宮崎淳さんには、どんな評価がくだされるのでしょうか?

良かったところは協調性。大人だなと。あと期限を厳守する。

時間を守ることや協調性は他のメンバーからも評価されました。

一方で、こんな苦言も、

資料作成の際に前回と似たようなレイアウトだったり、文字が多い資料になっている。スピードと時間を考慮したのかもしれないけど。

「とりあえず作ろう」を優先して前回のものをそのまま利用している。

さらに畳み掛けられます。

話が脱線したり、よくわからない方向に行った時に、よく宮崎さんが「場」からいなくなる。フェードアウトする「よく分からないし」みたいに。

本音で言うと「どうでもいいや」と思うと・・・でも「どっちでもいいよ」と言わなきゃダメだよね。

「それって本当に大事?」と話してもらいたい。

チームメイトから自分を見つめ直すきっかけをもらった宮崎淳さん。

この異業種研修、ゴールは10月下旬です。

自分らしいリーダー像を掴もうと宮崎淳さんの悪戦苦闘の日々は続きます。

チームみんなが目標に向かって進む原動力になれれば、それが一つのリーダー像かなと。カッコいいリーダーもあれば、泥臭いリーダーもある。周りに叱咤激励されるパターンもある。とにかく前に進めるように泥臭く頑張っていきたい。

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カテゴリー:ビジネス関連
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