[ガイアの夜明け] どう生きる?「シングル」社会!(3)

どう生きる?「シングル」社会!

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株式会社俵屋

石川県金沢市にある創業190年の飴屋「俵屋」。江戸時代からの味を受け継ぐ6代目当主の俵秀昭さん(70歳)。

ある悩みを抱えていました。

次の次の代がいなかったら会社はどうなる。

後継者となる長男が独身。このままでは伝統が途絶えてしまう・・・。

そこにやって来た一人の女性、彼女は一体?

じろあめ

石川県金沢市、江戸時代の古い町並みが残る国内有数の観光地です。

その路地裏に多くの観光客が訪れる店があります。

お客様が手にしたのは棒に巻かれた水飴。看板商品「じろあめ」です。

この飴を求めてわざわざ遠くからやってくる人もいます。

天保元年創業の俵屋。江戸時代から187年の歴史を誇ります。

じろあめの原料は蒸した米。そして大麦の粉。添加物は一切使いません。

それらを店に伝わる独自の比率で合わせ、自然な甘みを引き出します。季節ごとに飴の固さまで調整。滴り落ちる飴の状態を見極めるのが最大のポイントです。

代々受け継がれてきた職人技でじろあめが仕込まれていきます。

俵秀昭さん

187年の歴史を背負う俵秀昭さん。6代目当主です。

先人が仕上げてきたものを引き継いで育てていかなくてはいけない。プレッシャーもかかる。

伝統も守りつつ事業も拡大させた秀昭さん。

いま老舗ゆえの悩みを抱えていました。

この工房を取り仕切る長男の秀樹さん(42歳)。次の時代の俵屋を背負う人物です。

しかし、

独身です。

職人気質の秀樹さん、女性との出会いはあまりなかったといいます。

当主の秀昭さんの悩みはその秀樹さんのことでした。

独り身だと全部自分で抱えなくてはいけない。小さいことでも大きいことでも全部抱えてやっていかなくてはいけない。やっぱりつらい。

飴作りのほか、営業や経営などすべてを担う当主の重責。そばで支えてくれるパートナーが欠かせないと父の秀昭さんは考えていたのです。

畑嘉伸さん

8月1日、秀昭さんはある人を呼んでいました。

やって来たのは税理士の畑嘉伸さん(44歳)。

経営の相談をするのかと思いきや、

出会いがなかなかないので婚期が遅れてしまうことがある。

一緒に仕事をしてもらう立場の人をぜひ探していただければ。

実は畑さんの元にはいくつもの取引先から縁談の相談が来ているといいます。

そこで今年の5月、企業の後継者を対象とした結婚支援ビジネスを始めたのです。

田中小百合さん

8月上旬、東京・丸の内。

畑さん、ここである人と会う約束していました。

田中小百合さん(仮名・39歳)、独身です。

秀樹さんのお見合い相手にと畑さんが声を掛けました。

社歴が天保元年で歴史が180年。代々、俵さんが継いでいる。

なぜ畑さんは田中さんをお見合い相手に選んだのか?

そこにはある理由がありました。

神奈川県にある青果市場。そこに田中さんの姿がありました。

田中さんの実家は青果店。市場で仕入れをする父親を手伝っていました。

小さい時から八百屋の娘として家族経営のもと育ってきたので、俵さんのお話をもらった時に私に合っているのかなと。

実家で店の切り盛りを学んだ田中さん、老舗でも自分の経験が生かせるのではと考えていたのです。

お見合い

8月16日、

俵秀樹さんです。

お見合いが始まりました。

田中さん、老舗企業についてはどう思っているのか?

縁あって嫁入するとしたら心境は?

恐れ多くて。

老舗の重みにちょっと気後れしている様子。

すると、

看板娘になってもらいたい。

田中さんの緊張をほぐします。

翌日、畑さんはお見合いを終えた田中さんを連れて今度は俵屋の工房を訪ねました。

実際に老舗の仕事場を見て自分が働くことをイメージしてもらいます。

続いては店の奥へ。

そこで待っていたのは6代目当主の秀昭さんでした。田中さんとは初めての対面。

普段はあまりおしゃべりもしないし、表情も変えないけど、内側を見てもらえれば。

黙々と作業をされていて。

こうして2日間に渡るお見合いが終了しました。

自分の目で見てのれんを引き継ぐ、老舗の家業の重みはすごく感じた。

戻って考えてみたい。

跡取りが独身。ピンチに直面する老舗企業。

そこへお見合い相手を紹介した畑さん。

2週間後、お見合いの返事を伝えるため俵屋へやって来ました。

お見合いの結果を持ってきました。

先方から連絡があり今回は辞退をしたいと。いろいろなものを見て「自分には荷が重い、力不足ではないか」と。

老舗の重みと向きあった上での返事、当主の秀昭さんは、

1回目はご縁がなかったかもしれないが、2回、3回やるうちに、もしかしたらご縁が生まれるかもしれないので。

必ず成功させます。

老舗に生きる独身の後継者。重い看板を共に背負うパートナー探しは続きます。

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