[WBS][ロングセラー研究所] フリーズドライみそ汁

ワールドビジネスサテライト(WBS)

一人暮らしや忙しい共働きの方は利用した事があるかもしれません。

簡単で美味しい武器に市場を切り開いてきたロングセラーです。

フリーズドライみそ汁

1983年、夢の国東京ディズニーランドの開業に人々が湧いたこの年、現実社会では一人暮らしや共働きの世帯が増え始めていました。

そんな年に誕生したのが、

美味しい。だしがきいている。

お湯を注ぐだけで出来上がるフリーズドライのみそ汁。

発売から35年、年間約120億円を売り上げる秘密に迫ります。

アサヒグループ食品株式会社

フリーズドライの中堅商品メーカー、1982年に天野実業が開発しました。

2017年、アサヒグループ食品が吸収合併し、「アマノフーズブランド」としてみそ汁の生産を受け継ぎました。

その作り方は種類の違う味噌をブレンドし、だしとお湯を注ぎます。

その後、小さなパックに小分けにされると、向かった先はマイナス30度の凍結庫。ここで約8時間、みそ汁を凍らせます。

凍ったみそ汁が

次に運ばれるのが世界最大級という設備。中は真空状態になっています。

こちらが真空凍結乾燥機。氷の状態から期待にして乾燥していく設備。

みそ汁を凍らせて真空状態にすると水分だけが抜けて成分が乾燥します。これがフリーズドライです。

熱を加えていないため風味や色だけでなく栄養価も保たれます。

誕生のきっかけ

そんなフリーズドライのみそ汁、誕生のきっかけは当時の社長夫人でした。

一人分のみそ汁を作るの大変なんよね。フリーズドライでみそ汁作ってもらえんかね。

核家族化が進んだ時代、主婦の悩みから商品開発が始まりました。

アサヒグループ食品、アマノブランド企画室の島村雅人室長は、

夢に出るくらい味付けにこだわった。きちっとお金に見合うものを作りたかった。

全国から味噌を集め、満足な味になるまで配合を繰り返しました。

さらに豆腐からフリーズドライに合う油揚げを作るなど具材の一つ一つにもこだわりました。

そして1983年、4種類のみそ汁を発売。

殻ごと入ったしじみのみそ汁に、京風の味付け。こうした味へのこだわりが支持され、アマノのみそ汁はフリーズドライの代名詞となりました。

アサヒグループ食品、食品マーケティング部の小松秀児担当部長は、

「出来たてのものをそのままに」がフリーズドライの良さ。日本だけでなく、海外も含めて未来が開ける可能性がすごくある。

アマノフリーズドライステーション

現在ではフリーズドライの専門店を出店。

みそ汁だけで約80種類を揃えるなどラインナップも拡充しました。中には蟹の身がごろりと入った贅沢な一杯も。

味が本当に美味しい。毎日、いろを変えて楽しめる。同じものだとすぐ飽きる。

美味しいだけではない、味のバリエーションもお客様から支持される理由のようです。

拡大を続けるフリーズドライのみそ汁、ロングセラーの極意とは?

ロングセラーの極意とは?

飽きない味、品揃えと味の変化。