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[WBS] なぜ「コメ卸」が外食戦略!?「サバ専門」の定食屋を運営!

2016年12月7日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

株式会社SABAR

[blogcard url="http://sabar38.com/"]

12月7日、オープンに先駆けてお披露目された定食屋「SABAR+上野マルイ」。

厨房で作られていたのは「サバの煮付け」です。

実はここはサバ料理にこだわったサバ定食の専門店です。

株式会社鯖やの右田孝宜社長は、

サバをトータルでプロデュースすることで、皆さんにサバの価値を教えていく。

しかし、この店の主役はコメ。玄米と白米をブレンドしたもの。

「サバ塩焼き定食」や「金の鯖定食」はご飯食べ放題で990円。

試食

早速、大浜平太郎キャスターが試食してみると、

玄米のプチプチ感がしっかり残っている。白米のモチモチ感もある。

そして、サバとの相性は?

サバは脂がしっかりしているから、ご飯と合う。

株式会社神明

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この店を運営するのは株式会社神明という国内最大のコメ卸業者。

使用するコメはもちろん株式会社神明が開発したものです。

宮城県で生まれた「金のいぶき」は胚芽の大きい高機能の玄米、これに合う白米をブレンドしました。

コメ卸というコメのプロだから出来たという「ぷちぷち玄米とご飯」は栄養価も高く、食物繊維が多く摂れることでヘルシーさを訴えます。

しかし、なぜ卸業者が外食に乗り出したのか?

株式会社神明の藤尾益雄社長は、

もっとコメの良さを分かってほしい。最近、糖質制限、コメが悪者に。コメの消費が減る一方、コメ離れがどんどん進んでいる。

コメ消費量は年々減少傾向。2015年度の国内でのコメの需要は765万トンで1年間で18万トン減りました。

今までは精米で卸すだけが我々の仕事。スーパーや外食に卸す。でも、さらに美味しく加工して健康を提案しお客様の口元まで届ける。私たちはコメの消費拡大を諦めていない。

元気寿司株式会社

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一方、こちらは株式会社神明のグループ会社「元気寿司株式会社」。

店内には男性客に混じり、若い女性の姿も。

最近太ってきたので、昼はコメを抜くようにしている。外食は別格、弁当はダメだけど外食はいいかなと。

家ではご飯(コメ)は抜いている。数ヶ月ぐらい、夏ぐらいから。

こうしたカロリーを気にする女性たちに、もっとコメを食べてもらおうと女性だけの開発チームを作りました。

元気寿司株式会社の開発担当チーム、山田渚沙さんは、

「コメは控えたいけど寿司は大好き。寿司は食べたい方はいる」と聞いて、その方に向けて開発したいと思い、今回作りました。

1,700人以上の女性従業員からアンケートを取り、開発したのが「プチ贅沢すしセット(800円)」。現在、一部の店舗でテスト販売しています。

このセットの大きな特徴は寿司8個にサラダとケーキが付いて全部で439キロカロリーに抑えているところです。

菓子パンが一つで300とか400キロカロリー。それに比べたら、いろいろ食べられて439キロカロリーというのは良い。

低カロリーの秘密

低カロリーの秘密はコメにあります。金芽米という水の吸収力が強いコメを使うことで普通の白米より10%程度カロリーダウンに成功。またシャリの大きさも小ぶりにしています。

当初目標より、この店では3割ぐらい多く販売している。徐々に右肩上がりで販売数が伸びている。

女性にももっとコメを食べてもらいたい。そのための試行錯誤は続きます。

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