イオンリテール株式会社
[blogcard url="http://www.aeonretail.jp/"]
イオンリテール株式会社は10月24日、アメリカの年末商戦、ブラックフライデーを導入すると発表しました。
イオンリテール株式会社の三宅香執行役員は
1年で最大級のセールという期待を裏切らない商品をアッと驚く価格で提供。
ブラックフライデー
ブラックフライデーとはアメリカで毎年11月に感謝祭翌日の金曜日に開催される大規模なセールです。
どの店も売上が増え、黒字になることからブラックという呼び名になったと言われるほど多くの買い物客で賑わいます。
イオンリテール株式会社では消費が伸び悩む中、迎える年末商戦に備えアメリカの商戦まで取り入れテコ入れしようとしていたのです。
通常、年末年始のセールといえば12月あたまのボーナス商戦に始まり、クリスマス、年末、初売りの計4回。
イオンリテール株式会社ではそこにブラックフライデーを加えることに。
人気の家電やゲーム機、生活雑貨まで「驚くほど」の価格になるといいます。
イオンリテール株式会社の三宅香執行役員は
ただのセールではない。
「割引率はどのくらい?」
明確な割引率は公表していないが、来て損のない、期待を裏切らない規模になる。
クリスマス商戦
さらに毎年恒例のクリスマス商戦も暦に合わせてひとひねり。
高くそびえ立つローストビーフにリースに見立てたサラダやオムライス、お一人様でもパーティー気分を味わえるメニューまで。今年のクリスマスは三連休。
イオンリテール株式会社ではパーティーの機会が増えると見込んで様々なシーンで楽しめるパーティーメニューを取り揃えました。
年末年始商戦
また年末年始は休みが短いことから旅行はせずに自宅でゆっくり過ごすイエナカ需要が増えると予測。
おせちの種類を豊富に揃えました。
お客様が買い物に行きたくなるきっかけを作りたい。来店するお客様が増えることは当然期待している。
Yahoo!ショッピング
[blogcard url="http://shopping.yahoo.co.jp/"]
セールで消費をかき立てようとする動きはネット通販でも。
ECサイトのYahoo!ショッピングで親会社のソフトバンクグループ株式会社が所有する福岡ソフトバンクホークスの関連セールを手がける部署。
スタッフ全員、ユニフォーム姿で今月末に行うセールの準備に追われていました。
ただ福岡ソフトバンクホークスの今シーズンの試合はすでに終了していますが、ヤフー株式会社の小澤隆生執行役員によると
セールをやりたい、そのきっかけにホークス。買っても負けてもセールをやりたい。
日本シリーズ終了のタイミングで「大感謝祭セール」を行うといいます。
実際、Yahoo!ショッピングはこれまでもセールを連発。
北海道日本ハムファイターズにパ・リーグの優勝を奪われた9月末、Yahoo!ショッピングは「祝優勝セール」を用意していましたが、急遽「クライマックスシリーズ進出決定応援セール」に切り替えて実施。
さらにクライマックスシリーズが終了した時は「祝クライマックスシリーズ制覇!目指せ日本一セール」から「感動をありがとうセール」に変更。
セールの目玉はTポイントの還元率。通常100円で1円相当のポイントが付与されます。
セール時はポイントが5倍になりますが、そのポイントの利用期間のほとんどは年末までです。
お渡ししたポイントを12月に使ってもらうために、とにかくばらまいていく。
Yahoo!ショッピング最大の年末セールを12月から実施。年末までしか利用できないポイントを呼び水に集客を図ります。
アサヒビール株式会社
[blogcard url="http://www.asahibeer.co.jp/"]
夏の出荷量が過去最低だったビール業界も年末に向けたテコ入れ策を打ち出します。
開店前の居酒屋にやってきたアサヒビール株式会社の外食営業本部、平岡賢介さん。
年末に向けて忘年会対策の提案。
忘年会向けの秘密兵器を提案しに来た平岡賢介さん。
取り出しのはビールサーバーです。
お客様に直接ビールを注いでもらえるサーバーなので、活用してもらえれば。
アサヒビール株式会社が開発した宴会客向けの卓上ビールサーバー「パーティーサーバー」。1台でビール約8杯分。
今月から飲食店で試験的に展開を始めました。
アサヒグループホールディングス株式会社の調査では家でお酒を飲む人はこの5年で増加傾向。
一方、外で飲む人は減っているといいます。
アサヒビール株式会社は忘年会シーズンを狙い、このサーバーで巻き返しを狙います。
塚田農場を運営する株式会社エー・ピーカンパニーの坂本健太さんはビールサーバーのビールを飲んで、
ウマイです。
温度も冷えた状態で提供できる。宴会の中でコミュニケーションツールの一つとして使ってもらいたい。
塚田農場
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そして夕方、店の営業がスタート。
店側が早速、お客様に卓上サーバーを勧めます。
お客様は
新鮮なイメージがある。サーバーで入れて自ら飲む、いいなと思う。
導入することで店側のメリットも大きいといいます。
株式会社エー・ピーカンパニーの坂本健太さんは
ドリンクを作る時間をサービスに充てられる、いつもより内容の濃いサービスを提供できる。
消費者の財布のヒモをいかに緩めるか、年末商戦の戦い方が様変わりしつつあります。