「WBS」「ガイアの夜明け」「がっちりマンデー!!」「カンブリア宮殿」などのテレビ番組で気になったニュースからお金と仕事を考えて豊かな生活を目指します。

[ガイアの夜明け] 熊本に生きる!(1)

2016年6月8日

熊本に生きる!

4月に起きた熊本地震。

観光地の阿蘇市も大きな被害を受けました。

パン工房豆の木

阿蘇市内にある「パン工房豆の木」。

停電と断水の影響で1週間休業し、ようやく再開に漕ぎ着けました。

阿蘇で育った小麦から作るパン。

看板商品はアップルパイ。
ガーリックパンも人気です。

阿蘇の自然の恵みを生かした特産品として阿蘇市が認定する「然」というブランドのお店です。

しかし、店主の泊伸一郎さんによると

全然売れないです。道の駅も本当に売れない。作る量があまりなくて大変。

地震の直後から観光客が激減し、売上は4分の1まで落ち込んでいました。

失業と一緒ですね。だけど僕だけではないので、頑張って、みんなで励まし合いながらやるしかない。逃げ出すわけにはいかないので。

泊伸一郎さんは6人家族。

家の倒壊が心配なため、庭先にテントを張って寝泊まりしています。

ここに6人。子供はまだ小さいので、ぎゅうぎゅうですけど。

泊伸一郎さんが子供を抱っこをしながら

家で寝ようか?

こわい。

先の見えない不安な日々が続いています。

有限会社阿部牧場

同じ阿蘇市内にある有限会社阿部牧場。

牧場主の阿部寛樹さんは必死で牛を守ろうとしていました。

地震の影響で倒れて立てなくなった牛。治療をする時間と人手が足りていない。

有限会社阿部牧場が作る商品も阿蘇市が認めた「然」ブランドの一つです。

牛乳とヨーグルトは食品のミシュランガイドと称される国際コンクールで日本初の三ツ星を獲得しています。

しかし断水で水の供給が止まり、生産工場を動かせずにいました。

「ASO MILK」というブランド名の商品は、いろんな思い、気持ちがこもっているので。

4月16日に発生した本震直後のミーティングでは

長期戦になるのは間違いない。余震も続いているし、いつどうなるか分からないので。牛の世話をして水を飲まして搾乳するしか収入源はない。

震度7の地震に2度襲われ、大きな痛手を負った熊本の産業。

再生に向けて動く人々の姿を追いました。

有限会社阿部牧場

4月16日の本震から3日後、熊本県阿蘇市にガイアの夜明けのカメラが入りました。

ブランド牛乳を作っている有限会社阿部牧場。

牧場のスタッフは20人。

生活物資を持ち寄り集まっていました。

自宅が被災したり倒壊の恐れがあるため、家族を連れて牧場で避難生活を送ることにしたのです。

牧場主の阿部寛樹さん。

昨日がきつかった。8時半だった、余震でかいのが。結構怖くて。

夜が怖い。余震が起きるのは夜だから。夜になるとまた来るんじゃないかと。

地面の奥の方からドーンドーンと聞こえん?

不安で眠れない夜が続いていました。

水不足

有限会社阿部牧場は地震の直後から深刻な状況に陥っていました。

水道管が損傷して断水。
牛の飲み水が足りなくなっていました。

牛は興奮しているし、水がないのでモーモーと鳴く。僕らが見えると呼ぶ。

牛の世話や牛乳の生産には大量の水が必要です。

有限会社阿部牧場では1日40トン以上が必要になります。

乳牛は1日2回搾乳しないと乳房炎になってしまいます。

ミルクが出なくなり死に至ることもあるそうです。

搾乳をしたあと、この器具をきれいに洗わないといけない。洗うための水道水が手に入らなかった。

搾乳器が洗えないと牛が病気に感染するリスクが高まります。

搾った牛乳も出荷することができません。

なんとか水を確保しようと有限会社阿部牧場の戦いが始まりました。

向かったのは牧場から1キロ程離れた場所です。

そこには湧き水があります。

阿部寛樹さんはこの湧き水を使おうと考えました。

阿蘇は湧き水が豊富で水質にも恵まれています。

土地の所有者から許可を得て湧き水をポンプで汲み上げます。

牛の世話に必要な水を確保するだけで毎日10往復以上。

牛乳の生産を再開させるためにはまだ足りません。

水道の復旧

本震から5日後の4月21日。

また停電。

停電も断続的に続いていました。

そこに地域の防災無線が

水道管に甚大な被害が発生しております。復旧までにはかなりの時間を要することが見込まれます。

かなりの時間だって・・・

水道が復旧すれば工場を再開し牛乳を作れると期待していたのですが・・・

朝が早いから意識して休んで。休まないと倒れるから、空いている時間は作業着を脱いで。

疲労の色が濃くなっていました。

嬉しいニュース

翌日の4月22日。

阿部寛樹さん達のもとに久々に嬉しいニュースがありました。

地震から1週間ぶりに子牛が生まれたのです。

460頭の牛がいる有限会社阿部牧場では普段は毎日のように子牛が生まれます。

しかし地震の後は出産がパタリと止まっていました。

震災直後はずっとおなかで守っていた。お母さんってすごい。

大地震のあと初めて生まれた子牛。

有限会社阿部牧場の希望です。

水の確保

水道の復旧を待っていられないと阿部寛樹さん達が工場復旧のために動き出していました。

牧場から湧き水までホースを繋ぎ、水を引いてこようというのです。

その距離は1キロ以上。

ここまで引っ張って向こうに。もう行くしかない。

ホースの長さは1本60m。
18本を繋げていきます。

思わず難所が現れます。

ホースを通そうとした用水路の穴が塞がっていたのです。

ガレキを一つずつ取り除いていきます。

4時間以上かけてようやく湧き水にたどり着きました。

地下から水が湧き出ています。
そこにホースを繋ぎます。

水質検査もクリアしました。

うちにとっては最後の望み。ここから送ることができれば間違いない。

牛乳の生産

5月2日、いよいよ牛乳の生産が再開されます。

これまで1日中、水汲みに追われていたスタッフも本来の仕事に取り掛かります。

電解水送ります。

まずは止まっていた設備を熱湯で消毒します。

16日ぶりに作る牛乳です。

搾りたての生乳を低温で殺菌することで自然の甘さが際立つといいます。

世界で認められたブランド牛乳が再び出荷できるようになりました。

手を抜いた瞬間に生き物が死ぬことが日常的に目の前にあるから、水がないとか、電気が来ないとか、いろいろなことが起きるがすぐに解決していく。牛飼いとして当たり前のこと。

ようやく有限会社阿部牧場の牛乳が店頭に並びます。

ところが、そこには更なる試練が待ち受けていました。

道の駅 阿蘇

5月4日、町の中心部にある道の駅阿蘇。

営業は再開されていたものの、店に入るとGWというのに地元の人が数人いるだけです。

地震の前には年間180万人も訪れていた観光客、その姿が消えていました。

生産が再開された有限会社阿部牧場の牛乳も手に取ってくれる人がいません。

有限会社阿部牧場には消費期限を過ぎた商品が次々と返品されてきました。

牛乳にヨーグルト、ソフトクリームが浄化槽に廃棄されていきます。

この作業が一番辛い。

廃棄された商品は、この日だけで800リットル以上、金額にすると約83万円です。

阿蘇とり宮

5月6日、阿部寛樹さんが仲間の元に向かっていました。

阿蘇の象徴の阿蘇神社。
楼門や拝殿が無残に押しつぶされています。

その参道から続く、普段なら観光客で溢れている商店街。

訪れたのは阿蘇の鶏肉や馬刺しなどを扱う「阿蘇とり宮」。

ここも「然」ブランドに認定されています。

店主の杉本真也さんは商品が売れないため、復旧工事に来ている人たちにお弁当を作ることでなんとか凌ごうとしていました。

結構みんな解雇している。

いや今、解雇したら阿蘇から人がいなくなるよ。どんどん引っ越している。

仲間たちと力を合わせ「然」ブランドを復活させるための策を練っていくことになりました。

ようやく今日から動けるから何か考えます。

このままでは阿蘇の経済そのものが成り立たなくなります。

阿部寛樹さんの新たな戦いが始まろうとしていました。

道の駅 阿蘇

阿蘇の特産品が集まる道の駅阿蘇。

このままでは阿蘇全体の経済が立ち行かなくなると阿部寛樹さんが下城卓也マネージャーに相談に来ていました。

観光にお客様が来てくれる状況がいつ来るか分からない不安のまま何ヶ月も過ごすのは非常にストレスだし、体力のないところから潰れていく。

観光客が来なくなったいま、商品をどう売っていけばいいのか。

冷蔵品の組み合わせを3つくらい作ろうか。3,000円、5,000円、1万円くらいでいいのかな。

考えたのは阿蘇の特産品の通信販売。

その名も阿蘇復興支援セット。

相乗効果で商品が売れるようなスパイラル効果になるととてもいい。

阿蘇の様々な特産品を組み合わせて売り出していくことになりました。

パン工房豆の木

市内にあるパン工房豆の木。

震災のあと売上が激減していた泊伸一郎さんのお店です。

阿蘇の小麦と発酵バターで作るラスク。
阿蘇復興支援セットに入れる商品のひとつになりました。

家族みんなでのパン作り。

店に以前の活気が戻ってきました。

パンの原料になっている小麦畑で

楽しみ。今年の出来が非常にいいので。

阿蘇の小麦はすでに色づき始めていました。

間もなく収穫が始まります。

阿蘇復興支援セット

5月25日、阿蘇復興支援セットの販売から10日が経ちました。

道の駅では発送に追われていました。

阿蘇の自然の恵みから作られた様々な特産品。

人々の復興に掛ける思いを全国に届けます。

豊かな自然も、阿蘇の大草原も含めて全部火山が作り出した地形、恵みなので、スタッフの生活も牛たちの生活も守っていくしか生きる術がないので続けていきます。

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カテゴリー:ビジネス関連
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