[WBS] セブン&アイHD 鈴木敏文会長退任でライバルは?

ワールドビジネスサテライト(WBS)

株式会社セブン&アイ・ホールディングス

2016年4月7日に株式会社セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長が退任することを発表しました。

4月15日に取締役の人事案を決める指名報酬委員会を開くことになりました。

鈴木敏文会長や退任する見通しの村田紀敏社長の後任を議論しますが、指名委員の間で議論が分かれて調整が難航しています。

4月13日に開かれた指名委員会では新たな経営体制を決めるために議論を行うもまとまらず、4月19日の取締役会で新たな経営体制が発表されるか分からない状態です。

指名委員会の間では株式会社セブン‐イレブン・ジャパンの井阪隆一社長を昇格させる案も浮上しましたが、折り合いがついていません。

指名委員会は4月14日にも協議を行い15日の指名報酬委員会までに人事案を固めたい方針です。

コンビニ業界

株式会社セブン‐イレブン・ジャパン 株式会社ローソン 株式会社ファミリーマート
営業利益 2,350億円 599億円 416億円(一部店舗を除く)
国内店舗数 約1万8,500店 約1万2,000店 約1万1,600店
日販 65万円 54万円 51万円
会長 鈴木敏文   上田準二
社長 井阪隆一 大塚元一 中山勇

セブンイレブンはローソン、ファミリーマートと比べると圧倒的な営業利益を誇っています。
また店舗の一日の売上高を表す日販でもセブンイレブンは10万円以上も高い数字となっています。

今後の人事

株式会社セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長は人事の責任を取って退任。

株式会社ローソンは6月に大塚元一社長が会長に昇格、新たな社長として三菱商事株式会社出身の竹増貞信副社長が社長に就任する予定。
三菱商事株式会社の経営資源をより活用するための人事だと考えられています。

株式会社ファミリーマートは9月に株式会社サークルKサンクスを傘下に持つユニーグループ・ホールディングス株式会社と経営統合する予定です。
上田準二会長は新たに発足されるユニー・ファミリーマートホールディングス株式会社の社長に就任。
中山勇社長は株式会社ファミリーマートの会長に昇格され、社長に様々な企業の再生を手掛けた澤田貴司氏が就任予定です。

株式会社ローソン

2016年4月13日に開かれた株式会社ローソンの緊急会見。

神奈川を地盤とするコンビニチェーン「株式会社スリーエフ」との提携を発表しました。

大塚元一社長は言います。

われわれが提供できる原材料供給、商品開発、さまざまな効率を上げていく。それぞれの企業価値を上げていく取り組みをしっかりやっていきたい。

株式会社ローソンと株式会社スリーエフは9月に共同出資会社を設立する予定です。

新たな店舗ブランド「ローソン・スリーエフ」を立ち上げ、首都圏を中心に約90店舗を展開する予定。

偶然、両方ともロゴが青色。黄色や緑じゃなくて良かった。

2016年2月期の決算

緊急会見の前に発表された2016年2月期の決算。

連結営業利益は725億円と過去最高を更新。
13年連続の増益です。

利益率の高いレジカウンター商品や健康志向を意識した「ナチュラルローソン」の商品が好調でした。

大塚元一社長のインタビュー

株式会社セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長の退任について

あの人事は個人的には驚いた。尊敬する経営者がひかれるのは寂しい感じ。

株式会社セブン&アイ・ホールディングスの状況は株式会社ローソンにとってチャンス?

この商売はシステムがあるし、リーダーが変わったからといって半年や1年、2年でガラガラ変わるとは思わない。われわれ自身が基本の部分でもっと改善改良をしていかなしゃいけない。

客層の変化への対応

もっと生活者の皆さん全体を支援できるお店になっていきたい。スーパーマーケットが提供する機能をコンビニらしく提供していく。

株式会社ローソンではコンビニへの来店が増加している高齢者や主婦向けの商品の拡充に務めています。

からあげクンはスナック系じゃないですか、それよりもこれからは惣菜系のコロッケやイカフライとかスーパーで売っているようなメニューを強化していくことで客層が広がっていく。

品揃えを増やすために従来より約15cm高い商品棚を導入を進めています。
これにより品揃えは400種類ほど増えていくそうです。

人手不足が深刻されるなか、お店のサポート体制の強化にも力を入れています。

例えばお店の品揃えもコンピューターを使った半自動発注を昨年から順次導入し全店へ導入してきている。いろいろな形でお店の生産性を上げることがすごく大事。

株式会社ファミリーマート

株式会社ファミリーマートは9月に株式会社サークルKサンクスを傘下に持つユニーグループ・ホールディングス株式会社と経営統合する予定です。

実現すれば経営統合により店舗数は株式会社ローソンを抜き業界2位に浮上します。

上田準二会長は言います。

株式会社セブン‐イレブン・ジャパンは基盤が出来上がった会社。ガバナンス(企業統治)体制でいろいろな議論をしているようだが、会社自体は揺るがないだろう。後継者の問題は社長として一番最後の重要な仕事。われわれのグループにおいてそんなに心配する必要はない。