[WBS] 「肉食シニア」が殺到する!?人気焼肉チェーンの秘密!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

株式会社ワン・ダイニング

大阪豊中市にある焼肉チェーン「ワンカルビ」。

すでに午後5時の段階で行列が出来て満席状態になっています。

そんな店内を見てみると肉を食べるシニア層の姿が目立ちます。

焼肉が食べたくなったから。77歳です。

こちらの女性も、

75歳です。年の割に焼肉が大好きなんです。

70歳。肉食男子や。

実はここ、焼肉食べ放題の専門チェーン。

カルビやロースのほか、ミノなどのホルモンも豊富に揃え、肉は約40種類。

しかも毎日店内で加工してお客様に出しています。

さらにサイドメニューも豊富に揃え、合わせて95種類を2時間で食べ放題に出来るのです。

シニア層が集まる理由

しかし、なぜシニア層が多く集まってくるのでしょうか?

安いんですよ。めちゃ安い。ありがとうシルバー。

1,000円くらい安い。

1,000円くらい安いな。

食べ放題の基本料金は税抜きで3,580円。しかしこれは中学生から49歳まで。

50代になると10%引きの3,220円、60代だと2,860円、70代以上になると1,000円も安い2,500円です。

しかも食べ放題なのに食事は店員が席に届けてくれるので、その点もシニア層に人気なのです。

76歳。肉食べないと元気にならない。

実は今、シニア層の肉を食べる量が増えています。

2006年には70代の1日に食べる肉の量は47gでしたが2016年には66gと40%も増えています。

ちなみに60代も40%以上増えていますが、30~40代ほど量は食べられません。

ワン・ダイニングの髙橋淳社長は、

これから年齢構成的にシニアの方が絶対に増えていく。シニアの方にとっては「そんなに食べられないよ」と、そういった意味では料金をちょっとずつ下げる事でシニアの方に是非来て頂きたい。

つまりこの焼肉チェーンでは肉はいっぱい食べたいが「通常の食べ放題では元が取れそうにもない」、そんなシニア層の心を掴んでいるのです。

東京進出

ワンカルビを運営するのは大阪に本社を置くワン・ダイニング。

ワンカルビは現在、関西に66店舗、九州は12店舗。

関西、九州での成功を受けて今年、満を持して東京に進出します。

その1号店の出展候補地選びを任されたのが店舗開発部の米田浩志さん。

目を付けたのは東京の小平市でした。

こちらがですね、60歳以上の人口構成が22%。

この店の周辺では60代から70代の割合が22%で東京進出のモデルケースになると考えたのです。

4月17日、東京・小平市。

関東1号店となるワンカルビがオープンを迎えます。

髙橋社長は、

会社にとっても大きな歴史のスタートだと思っています。

午後7時には客席はほぼ満席。

順調なスタート。

しかし、そんな中で一人浮かない顔をするワンカルビ花小金井店の店長の桃谷祐次さん。

今日はファミリー層が多いですね。

この日は子連れの若い夫婦が多くシニア層の取り込みが出来ていなかったのです。

シニア層は夕方5時など店が混雑していない早い時間に来客してくれるので回転率を考えるとなんとしても獲得したい客層だったのです。

数日後、動き出したのがこのエリアの営業を担当する関東統括ブロック長の篠原広和さん。

ある狙いを持って飛び込み営業に向かいます。

やって来たのは近くにあるゴルフ練習場。

平日の昼間、60代以上のシニア層が多く集まっています。

オープンさせて頂いたワンカルビのものですが。

食べ放題だと「そんなに食べられないよ」って声も頂くんですけど、こちら年齢によって料金プランが異なりまして。

分かりました。

よろしくお願いします。

シニア層の食べ放題料金が安くなっていることをチラシを使ってアピールします。

その後も元気なシニア層が多く集まるスポーツジムなどをしらみつぶしに回ります。

果たして効果は・・・

出店から1週間後の4月24日、午後5時に店をオープンします。

すると早速、シニア層らしきお客様がやって来ました。

やはり狙い通り、シニア層は混雑する前の早い時間に来店してくれます。

年齢を聞いてみると、60代が3名と70代が1名でした。

モリモリ食べる60代。

あのチラシを見てやって来たといいます。

年代別になっている。我々にピッタリです。年代別に安いって言うのは。

シニア層の獲得に効果が出てきていました。

60代のお客様は、

食べたくなります。運動、汗かいた動いた後はいいんじゃないですか。肉は活力になります。

ワンカルビでは健康で元気なシニア層が今後も増え、肉の需要は増々伸びると考えています。

髙橋社長は、

これから徐々に店舗展開を関東でやっていきたい。まずは10店、そして50店、その先に。潜在マーケットはあるかなと思っている。